迷宮クロスブラッドの記事の整理をしはじめています。

…とはいってもカットするとかそういう意味ではなく、改行を加えて読みやすく加工しているだけで、あからさまな誤字以外、本文に手を加えていません。

私のブログ記事を呼んでいただいている方はご存じかとは思いますが、私は非常に改行を多用するスタイルをとっています。その方が見やすいんじゃないかと思い込んでいるんですが実際のところどうなんでしょうかね。

…でも、読みやすい文章というのは改行とかあんまり関係なく読みやすいからなぁ。

あまり意味のない事なのかもしれません。

まぁ、自己満足のための行動の一環だと思ってください。


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイします。



みすず編の続きをプレイしていきます。

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■　みすず編　第16話　「交錯する思い」

私は我を忘れて階段を駆け上がった。悲鳴が再び響いて来る。

省吾にもしもの事があったら私は…

よぎる不安を振り払いながら私は走った。

[7回]

しかし、声を掛けても返事は無い。先程まで響いていた悲鳴さえ聞こえなくなっていた。


「しょ…省吾クン…」


私が力なくつぶやいた瞬間、背後から物音が響いた。音のした方向を振り返るとそこには小さな部屋があった。

なかば開いたドアを押し開けると、暗がりの中に、うずくまる人影がいる。私は震えながらもゆっくりと人影に近寄った。

すると足の裏に異物を感じた。わたしは柔らかいなにかをふんずけたのだ。

足元を見るとそこには…



………。



……。





！！？

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こ、こいつは…！

ツブレ社長が面接の時持ってきていたトカゲ人間の模型じゃないか！

床に血だらけで倒れていたようなので、あれは模型ではなく本物の生き物だったという事なんでしょうか。

どうやらもう死んでいるようで、強い力で引き裂かれたのか頭部以外は原型をとどめていない様子。

…えっ！？だって画像では…

とか言わない！そこの君ィ！野暮だとは思わないかね！？

思わぬ光景を目にし絶句しているみすずの元へ…。

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「牧原さん！！」


その時、暗闇の中からなつかしい声がわたしを呼んだ。黒い人影がかすかに動いたかと思うと、それは近づいてきた。


「省吾クン！」

「牧原さん、無事だったんだ」


わたしは心細さから彼に抱き着かんばかりに駆け寄った。

いつもはまるで頼りない奴だけど、いまはほかの誰よりも心強かった。わたしの両の目頭が熱くなる。

…しかし、再開を喜び合っている暇など、今のわたしたちにはなかった。


「こ…このバケモノはいったい…」


わたしは足元に転がる、見るも無残な怪物の死骸を指さした。まだ死んで間もないのか、臓器の一部がまだ脈打っている。


「ね、ねえ省吾クン、ここでいったい何があったの？」

「う…ん。実は僕もよくはわからないんだ」


省吾は震える声で一部始終を話し始めた。

省吾の説明によれば、怪物と怪物が共に争い、その結果が足元の死骸だという。

つまり、死んだ方も怪物ならば、殺した方もまた怪物だと省吾は言うのである。

わたしは言葉を失って、考え込んでしまった。そのときわたしに2つの考えがうかんだ。


A.この死体はスミレさん？
B.スミレさんが省吾を助けた…
　　→　選択　B


スミレさんがこの怪物をたおした…つまり省吾を救ったということになる。

社長を殺したはずの彼女が、ここで省吾を助けるという事はいったい何を意味するのかしら？

わたしはスミレさんの行動がわからなくなってきた。

しかし、だからといって彼女をこのままほっておくことはできない。わたしたちがやらなければならないのだ。もはや後戻りは許されない。

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おお、ここでようやく省吾と合流できましたか。

ということはみすず編のクライマックスも近いんじゃないですかね。

期待して進めることにしましょう！

あと2回くらいで終わってくれると丁度いい感じなんだけどな。どうだろうか。



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

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