「厄痛　～呪いのゲーム～」は今回からスミレ編です。



スポアをプレイした後にこのゲームをプレイすると、「あれぇ？このゲームにもクリーチャーが…あっ！なんだぁ、スミレちゃんかぁ」みたいな事が稀によくあるある……ねーよ！

さて、糞みてぇな小ボケはこれくらいにしまして、そろそろスミレ編を始めていきたいと思います。

スミレさんの視点から見るストーリーをご堪能下さい。

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■　スミレ編　第1話　「見えぬ明日」

私は、これまでの自らの人生を呪ったこともあります。

なぜ自分がこの世に生をうけたのか、疑問に思ったこともあります。

何度となく悩み、数えきれない夜を苦しみました…。



でも答えはまだ見つかりません。

いいえ、その答えは見つけることができないのかもしれません。

[7回]

生きること、それはつまり答えを探し求めることであるのだから…。

見えぬ明日を探し当てることであるのだから…。



だから私は、もう迷わない。

私は彼を愛していたのだから。

これからも私は彼を愛し続けます。

たとえどんな姿になっても、たとえどんなにつらい運命が待ち受けていたとしても、私は、あの人を愛し続けます。

いまも、これからも、そしていつまでも…。

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こういう何かを暗示させるようなプロローグはいいですね。

だって間違いなく普通ではない何かが起こる予感がするじゃないですか。

さて、スミレさんの想い人は誰なんでしょうか？

…って画像を見れば2択なんですけどね(笑)

仮にコウゾウだったとしたら、このゲームの終盤にお互い殺し合っていた気がするんですが大丈夫でしょうか。




「女の心変わりは恐ろしいのぉ！」

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■　スミレ編　第2話　「人として、自分として」

…いや、いや…やめて、お願いよコウゾウさん。

私は…私は…




「きゃああああああああああ！」



………。



……。





目を開くと、そこは見慣れた私の部屋。私はベッドの中で一人、髪をかきあげる。全身から噴き出した汗が、冷たくまとわりついている。


「またあの夢…」


これで何度眠れぬ夜をすごしたのだろう。もう、数える事もやめてしまった。

あの記憶は拭っても拭いきれない私の過去…いいえ、私の心の傷跡かもしれない。

何度忘れようとしても、どれだけ遠く離れようとしても、私は過去から逃れられないのかもしれない。

その証拠に…



これが私の、本当の姿。

罪を背負った人間の変わり果てた姿。

この両手は無数の人間の流した血で朱に染まっている。私は無数の人間の未来をこの手で握りつぶしてきたのだ。

気づいたときにはすでに、私は後戻りのできない一本道に迷い込んでいた。



その代償がこの姿…その罪の形が、この醜い怪物の私…。

私は震える両手で身体を支えて、ベッドからはいだした。その震える手を伸ばして、私はテーブルの上にあるものをつかもうとする。

そのとき私が手にしたものは…


A.小さな薬の瓶だった
B.古ぼけた写真だった
　　→　選択　A


私は不器用な指先で、小さな薬瓶のふたを開ける。その中に満たされている緑色のドロリとした液体を少し口に含む。舌先にかすかにしびれる感覚が走る。



この薬のおかげで私はいまの人間の姿を保っていることができる。この薬が続く限りは私はまだ人間として社会で生きていくことができるのだ。

しかし、その生活もさほど長くはないでしょうね…。

この薬もすでに底を付き掛けている。

私には、もう明日は無い。

あるのはただ罪の意識と、わずかな思い出だけ…。

でも、私は少しも怖くはない。

死んでも寂しくはない。



なぜなら、弟に会えるのだから…。

わたしは心のどこかで、常に自分の死を願っていたのかもしれない…。

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怪物スミレは改造人間だったのか…。

そして薬でその姿を抑制。なんかそういう設定はどこかで聞いたことがあるな。薬を飲んでもだんだん効かなくなってくるみたいな話を聞いたことがないですか？

候補がありすぎてわからなくなっているのかもしれんなぁ。

なんかひたすら自分語りが続いていますが、スミレ編は終盤のビルに行くまでひたすら自分語りなのかな？

最後まで自分語りのままの可能性もあるよな。

もうちょい登場人物たちとの関係をはっきりしてもらいたいものです。

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■　スミレ編　第3話　「回想」

そういえばシェンコ(弟の名前：初回記事で名づけた名前)がいなくなって、かなりの時間が経ったわね。

恋人を捨てて、過去も捨てて、何もかも失った私の唯一の心の支えだったシェンコ…。あなただけが、私の生きる力だった。でも、あなたですら、私のもとから去って行った。

いいえ、もし運命というものがあるならば、それはわたしからシェンコを奪った。



…あなたが、いなくなってからどれくらいの時がすぎたのかしら。

なにもかもが、まるで昨日のことみたい。今でもまだ振り返ればそこにあなたがいて、笑いかけてくれるような気がする。

でもそれは思い過ごし。

あなたはもう、ここにはいないのだから。

もう二度と会う事はできないのだから…。


…また、まぶしい朝が来る。

ながい一日がまた始まろうとしている。

私は目を細めて差し込む朝日を恨めしく思う。なにも目的も持たぬまま過ごす一日はあまりにも長い。私は思い身体を起こし、ベッドから降りた。

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暗い…話が暗いよ、スミレさん…。

みすず編に比べるとテキストが少ないのでサクサク進むのですが、それがまたキツいかも。

序章で出てきていきなりトラックに轢かれたシェンコの話が少しわかりましたね。彼は後に幽霊となり姉を助けようとするのですが、姉弟間で若干、生前の意識の違いが見受けれらます。そこの誤差も明らかになるのでしょうか。


スミレ編はテキストが少ないので10回もいかずに終わるかも。

でも後半に入るとテキストが長くなりそうだけど。

長くなりすぎなければいいです。


あ、そうそう。

ちなみにこの記事でURLが1000になっているので、一応1000記事目という事になるのですが、途中「お知らせ」などで記事を消費して、そのあと削除したりしているので、誤差があるはずです。

数えてみたらこの記事で990記事目なので、あと10記事で1000記事目達成ですね！

1000記事記念は別に何も考えてはいませんが、何かやった方がいいですかね？

でもこういう時何をするべきなのかようわからんのです。

何かアイデアがあれば、アイデア欠乏症の私に愛の手をよろしくお願いいたします。

実現可能かどうか別として(笑)



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