いつのまにかプレイステーション4が発売されていたんですねー。

それにしても国内盛り上がらなかったなと思ったら、国内発売はまだだとか。

うーん、そういうのは悲しいな。発売日は合わせようぜ。

それとも、国内メーカーがソフトリリースに間に合わなかったとか…？

でもそんなの関係ないっしょ！本体だけ出しちまえばいいんだよ！！！

…かと言いつつ私も初期段階では多分買わないと思われます。高すぎるし。


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイしていきます。



みすず編の続きをプレイしていきます。

みすず編は今回で折り返し地点となります。要するにまだまだ続くという事です。

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■　みすず編　第9話　「潜入」

わたしはまるでなにかに導かれるかのように、深夜の街に繰り出していた。それは運命と呼べるべきものなのか、あるいはただの偶然なのかはわからない。

ただ、得体の知れぬなにかがわたしを呼び寄せているようだった。

[7回]

「牧原さん！」



振り返るとそこには省吾がいた。私は念のために省吾に連絡を入れていたのだ。


「…ちょ、ちょっと牧原さん。本当に忍び込むのかい？これじゃただのドロボウだと思われるよ！」

「何言ってんのよ。ここまで来て帰れっこないでしょ。社長が死んだのはあなたも知っているでしょう？あれは事故でも自然死でもなく完全な事件よ！」

「そうは言ってもだね…」


まったく…。

男のくせに肝腎なところで急におよび腰になるのが情けないというか省吾らしいというか…。

わたしは渋る省吾を引っ張りながら深夜のツブレビルを目指した。



深夜のビルは昼間とはまた違った顔を持ってそこにそびえたっていた。

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ここでいきなり企業ロゴが出てくるので何事かと思うと…。




……？





………！？





おっ魚ちゃんフォーエバーァーー♪

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なんやコレは(錯乱)！？

一応調べてみたらですね、このゲームは「プレイヤーが厄痛という物語の番組を見ている」という意味を込めているとの事。

えーっと、なんだ。つまりこれはコマーシャルってこと…？

だとしたら、一番最初の企業ロゴの意味もなんとなくわかってくるかも(笑)

そしてここから物語は後半ですよと。

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深夜のビルは昼間とはまた違った顔を持っていた。わたしは省吾をなかばひきずるようにして、ビルの入り口へと歩いていった。

その時、得体のしれない叫び声が聞こえたような気がした。


「な、なんだよ。いまのは…」

「わ、わからないわ。でもわたしたちの知らないところで、とてつもない何かが起こっていることはたしかね。」


私は固く唇を噛んで、ツブレビルの入り口へと向かった。

見慣れたはずのツブレビルであったが、深夜の様子はまったく違うもののように思われる。古びた外壁は暗闇の中で廃墟の様相を呈していた。

さて、どこから忍び込んだものか…。心の中でどう行動するかを考える。


A.正面から堂々と乗り込んだ
B.裏口からこっそり侵入した
　　→　選択　B


私と省吾は裏口に回ることにした。このビルで何気が起きているかわからない以上、慎重に行動するにこしたことはない。

裏口から入るも、フロアはすべての電気が消され、人の気配はまったくなかった。かすかに空調の振動音が伝わるだけで、わたしと省吾の息遣いがはっきりと聞こえる。

わたしは手探りをしながら電気のスイッチを押した。明かりがついたことに安堵し、ゆっくりと廊下を進んでいった。さっき聞こえた変な叫び声は上から響いてきた。わたしは周囲に気を配りながら階段へ向かった。

下のフロアから順番にそれぞれの部屋を見て回わる。1階、2階と特に変わったところはない。省吾も少しずつ慣れてきたのか、黙りこくっていたのが少しずつ喋るようになってきた。

わたしたちはふたたび階段を登り3階に来た。今度は省吾がドアを開けて各部屋を確認していく。何もないに越したことはないけれども、本当に何もなかったとすると、わたしたちの今の探偵ゴッコのような行動はひどく無意味に思われる。わたしは心のどこかでなにか怒らないかなどという不謹慎な欲求が首をもたげていた。

そんなふざけた願いが天に通じてしまったのか、部屋を覗いた省吾が声を震わせた。


「さ…3階…異常あり…」



………。



……。





！！？


「きゃああああっ！ネ、ネズミィィィィィィッ！！！」


わたしは省吾のことなど忘れて、ひとり一目散に逃げ出した。「おおい、待ってくれよぉ」と、後ろから声がするが、構っちゃいられない。

わたしはどこをどう走り回ったのかも分からぬうちに、明かりの洩れる部屋を見つけた。それは社長室だった。

ブツブツ言いながら遅れてきた省吾をわたしは人差し指をたてて制した。無言のまま光の洩れる社長室を指さす。省吾はあわてて口をふさぎ唾をのんだ。

私は静かにドアまで近づくと音をたてないようにノブに手をかけた。

隙間から覗いた社長室には一人の女性がいた。


「ス、スミレさん！？」


わたしは思わず彼女の名前を声に出してしまった。スミレさんは声に気付いてわたしを振り返った。




「み、みすずさん…？あなたどうしてここに…？」

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それはこっちのセリフだ！

ていうかネズミよりスミレさんの方が怖い件について。

暗闇で出会いたくないのはスミレさんの方です(笑)


いきなり物語の空気が変わりましたね。

これまで少々グダグダでしたが、ここから物語が加速していきそうです。



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

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