気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、プロフィール画像を変更しました。

丁度今ポケモンをプレイしている方が多いかと思います。考える時間が勿体ないとは思いますが、何と何の配合か当ててみて下さい。

当たった人には「おめでとう！」と心の中で唱えさせていただきます。


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイしていきます。



みすず編の続きをプレイしていきます。

みすず編はまだ暫く続きますが、みすず編が終わるとテキスト量がグッと減るのでもう少し展開を早くできるかと思います。みすず編はうまく端折れないのでもう暫くお付き合いください。

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■　みすず編　第8話　「壊れた日常」

…突然だけど、困った事になっちゃった。本当に突然なんだけど、ツブレ社長が行方不明になっちゃったのよ。

今日会社へ行ったらそのことで上へ下への大騒ぎ。それにあのクラタさんまでが…。


※あのクラタさん

「とにかく、会社の方は私たちがなんとかするから…君たちは家で待機していて」

そう言うウエダさんは疲れ切った表情をしていた。今、ツブレソフトは大変な状況に陥っているのだ。私と省吾は言われるがまま家へと帰った。

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[8回]

おぉう…これは本当に急展開ですね…。

社長、まさかの行方不明！

実際問題、社長がいきなり雲隠れなんてことってあるんでしょうか。あまり現実味がありませんが、やられた方はたまったもんじゃないですよね。小さい会社だったら特にそうです。

…でも、小さい会社の方が可能性高そう。

話が変わりますが、私の勤めていた会社は一時期社長が置物でした。社員は煮え切らない感じになり、私も仕事に身が入りませんでした。一時的ではありましたが、あの時期は本当につらかったです。

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社長…クラタさん、そして先日のスミレさん。

様々な事がいっぺんにおこって私はもう混乱している。わたしは頭の中を整理しようと、まずつぎのことを思い浮かべた。


A.ツブレ社長が心配だわ
B.スミレさんっていったい…
　　→　選択　A


社長…いったい何処にいってしまったのかしら。

そんなにスミレさんのゲーム批評がこたえたのかしら。…だけど、失踪するほどの理由じゃないわよね。でも、あのゲームにずいぶん思い入れがあったみたいだし、ショックもなみ大抵じゃなかったんでしょうねぇ…。

そこまで考えたわたしはふと脳裏に不吉な考えがよぎった。その考えとは…。


A.自殺なんかしてたりして…
B.まさか…夜逃げ？
　　→　選択　B


夜逃げって可能性も、捨てられないよなあ…なにしろ、あのゲームに一番入れ込んでいたのは社長だし、夜逃げしたっておかしくはないか…。なんてったって新作レビューで0点だもんなぁ…。


※参考画像

そりゃあ、逃げ出したくもなるわね。ま、たぶんだいじょうぶでしょ。明日になればまたケロリとして出てくるわよ。

心配なんかするだけ損ね。とにかく今日は休みーっ！

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選択肢は社長の安否を気遣うようにしてみました。だってスミレさんの話って脈絡ないですよね。意味わかんないし。

参考画像として貼りましたが、某ゲーム雑誌のレビューの点数が低いとやっぱり話題になりますよね。最近は高すぎる物も注目されるようになりましたが、低い方のゲームには何かロマンを感じてしまいます。


ひとつ例を挙げてみましょう。かつてGBAでクロスハンターというロールプレイングゲームが発売されました。

ゲーム内容についてはお察しレベルです。下記リンクに詳しい情報があります。




ゲームカタログ　Wiki　クロスハンター


某ゲーム雑誌のこのゲームに対するゲーム批評がなかなかパンチの効いた内容になっていました。


◇批評A　6点
「ポケモン」系。キモとなるのは収集。
キャラに魅力はそこそこあるし、強化したり混ぜたりと、パワーアップも面白いアイデアが。
ただしこの手の作品は,今かなり出ているわけで。
操作系、マップ構成、演出など、若干荒さは目に付いた。
丁寧に作れば、もう少し光ったかも。

◇批評B　4点
コンセプトとしては売れ線。「ポケモン」系のRPG。
ただし、雑なつくりに不満が多い。
無意味に広いだけのマップ。高いエンカウント率。バランスの悪い戦闘。
特徴の感じられない敵キャラ。おバカなＡＩ。操作性も良くない。
同系統のゲームでこれ以上に面白いものはいくらでもある。

◇批評C　4点
ノリは「ポケモン」。システムは単純。
ペットを収集したりカスタマイズしていく楽しみはある。
街とダンジョンを行き来して、戦闘を繰り返していくのが、とても作業的なのがちょっとね。
演出やモンスターとの戦闘、金銭のバランスなどが大雑把。
もう少し丁寧に作って欲しかった。

◇批評D　4点
ゲーム中はひとつの町を起点として、ダンジョンを行き来するのがメイン。
登場人物はその都度、必要最低限町に出現するだけなので、ストーリー性は皆無に近い。
戦闘中の仲間のＡＩば賢くなくイライラ。
「ポケモン」や「ドラクエモンスターズ」風だけど、キャラの魅力が雲泥の差。

◇批評E　5点
ゲームシステム的には、「ポケモン」風。
モンスターをシールに閉じ込めて集める、
シールどおしを配合させて新モンスターを作る、などのギミックも多数。
ちょっと唐突すぎてバランスが崩れ気味なストーリー構成も除けば、デキはいいと思う。

◇批評F　4点
いちおう形だけはＲＰＧになっているけど、内容はとにかく薄い。
キャラクターから作戦名に至るまで、１０年以上までに発売された某超有名ＲＰＧに酷似。
他の要素もどこかで見たものの焼き直し。
同時に３作も出すのにダンジョンが全く同じ。解せなさすぎ。


うーん、この批評(笑)

申し訳程度にフォローされているのが切なさに拍車をかけている気がします。

この批評を見て開発者達は何を思うのでしょうか…。

純粋な人ならマジで失踪しかねないかもしれないですね。


さて、場面はみすずの部屋に戻ります。



テレビか新聞かを選べるので、今回はテレビを選びます。

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わたしは机の上にあったリモコンに手を伸ばす。ここ数日間はアルバイトが忙しくて、ろくろくテレビも見る暇がなかった。だから今日は久々のテレビ三昧。気合い入れてみよっと。



わたしはこれでもかというくらい羽を伸ばして怠惰につかっていたが、そのパラダイスのような時間も長くは続かなかった。

ふと見たニュース番組にわたしの目は釘づけになってしまったのだ。

そのニュースはどこかの社会の他人の不幸を伝える物ではなく、わたしの身近の知った人物の死を告げる物だった。

わたしは思わず言葉を失った。そのニュースがあまりにも突然すぎたからだ。

テレビのキャスターは事務的な口調でひとりの男の死を告げた。

その男の名はツブレコウジ…。



！！？

行方不明の社長はそのまま二度と帰らぬ人となってしまったのだ。

そのときわたしのところへ突然電話がかかってきた。わたしは何か言いようのない不安に駆られて部屋を出る。

不気味な電話…何か嫌な予感を感じずにはいられない。

わたしはおそるおそる受話器をとった。


「もしもし、牧原です」


わたしは震える声をおさえながら、受話器に耳を傾けた。自分の鼓動だけが耳元で大きく響いている。電話の向こうからは押し殺したような沈黙と、かすかな吐息とが聞こえてくる。


「もしもし、どちら様ですか…？」

「………。」

「もしもし！誰なの！？いたずら電話ならきりますよ！」


わたしが何度呼んでも開いては相手はいっこうに応えない。それどころか相手は笑っているのだろうか。吐息に紛れてかすかな忍び笑いが聞こえてきた。

いやがらせの電話だとしたらずいぶんといいタイミングでかかってきたものだ。

わたしは受話器を投げつけんばかりにきろうとした。だが、その瞬間、電話の相手が言葉を発した。


「う…うう…み、みすず…くん」

「………！」


その声にわたしは聞き覚えがあった。振り上げた腕を止め、ふたたび受話器に耳をあわせる。


「み…みすずくん…」

「しゃ、社長！？」

「みすず、くん…たいへん、なことに…なっ、てしま…」


間違いないく社長の声だった。それは息も絶え絶えにいまにも消え入りそうだった、苦しみに満ちたその声は人の物とは思えず、まさに地獄から届く餓鬼の叫びのような響きをはらんでいた。

わたしは思わず口元をおさえて悲鳴を押し殺した。なぜなら、ツブレ社長は先ほどのニュースによると死んでしまったはずなのだから…。


「うう…苦しい、助けてくれ…あのビルは、私のビルは呪われている…も…う、これ以上、悲劇を繰り、かえ、すわけにはいか…」


ツブレ社長の声はそれだけ言い残すとかすかなうめき越えを残したきりもはやなにも言わなくなった。電話は一方的にきられ、後にはむなしい電子音だけが、耳に残されていた。


「…い、いまのはいったい？」


わたしは受話器から耳を話すこともできず、しばらくの間、その場にたたずんでいた。

死んだはずのツブレ社長からの電話。苦悶と助けを訴えていたあの電話…。

わたしたちの勤めているビルが呪われている。

確かに社長はそういったのだ。

私は静かに受話器を置いて唇をかみしめた。

行こう。

そして、あのビルになにが隠されているのかを確かめよう。



なにかがあそこに待っている。わたしの知らない謎が日常の闇に隠れて陰で笑っている。

わたしは、それをたしかめなければならない…。

まるで不可視の絹糸に導かれるように、未知の待ち受けるツブレビルへと向かった。

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死んだ社長は実は生きていた！

…とはいうものの、ちょっと展開を理解しきるのが難しいなぁ。

じゃあ報道されたツブレコウジさんは一体誰なんだって話じゃないですか。死体も確認できていないのに死んだって報道しますかね？

あ、もしかしてクラタさん…？

でも普通間違えないですよねぇ…。


さて、物語はここからどうなっていくのでしょうか。



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