極限脱出　9時間9人9の部屋のプレイ日記です。

早く先を読みたいと思わせるノベルゲームはやはりいいですね。

このブログの更新を楽しみしている人はあまりいないでしょうけど(笑)

…前回ルートが4つあると言いましたが、通行できるのは下りのDルートのみでした。焦った自分が恥ずかしい。せっかちはよくないです。

階段を下りた先は【Cデッキ】でした。さらに下層の【Dデッキ】は水没したままです。階段の正面には毎度おなじみの2基の動かないエレベーターがあります。そこにはまたカードリーダーが…。

[3回]

紫：「これは、【水星のマーク】ですよ。角のように見えるのは、ヘルメスの杖の翼を模したものです。」



サンタ：「ヘルメスだがヘルペスだが知らねぇが、とにかくこの装置を何とかしない限り、エレベーターは動きそうにねぇな。」



八代：「つまり【水星のマーク】が記された【カードキー】が必要ってことね。」


一行は下りてきた階段を正面に右手の通路に向かいます。その通路を素早く抜けていくと、階段の前と同じくらいの広さの空間に出ます。船尾方向に観音開きの扉が4枚並んでおり、一番近くにあった扉に手を掛けます。その扉を勢いよく開けると…。

どうやら部屋の消毒液の匂いから察するに病室のようです。そしてお待たせ【ナンバリングドア】。しかも3枚。





左端の扉には【3】。ひとつ飛ばして左から3番目の扉には【7】。そして一番右端の扉には【8】。ただ、【3】と【7】の間には、不思議と何も書かれていません。怪しすぎます。

そしてもう1つ特異な点がありました。なんとすべての【ナンバリングドア】のREDが起動していません。あるはずの【VACANT(空室)】の表示がありません。掌を翳しても全く無反応。

4人で立ち尽くしている所で、後ろから声が届きます。こ、この声は…！




ニルス：「基盤が抜き取られているみたいだよ。」


ニルス、キターーーーー！！！

ニルスだけではなく、一宮、四葉、セブンの3人も揃っていました。久しぶりの全員集合です。かくして互いのチームの情報交換が始まります。ま、当然のように得るものなんてないんですけどね。

現在の状況は、

　・実はチーム【5】の扉の方がこの病室には先に来ていた。
　・その時すでにREDから基盤が抜き取られ作動していなかった。
　・大病室は探したがそれらしきものは見つからなかった
　・他の部屋を探しているうちに淳平達の声がきこえた。
　・別の直線通路に進める所はなかった。
　・通路の突き当たりのところにドアがあったが、施錠されていた。
　・その鍵穴には【木星のマーク】があった。

というわけです。

3台のREDを調べてみると、装置の底の部分に細長い溝のようなものがあり、基盤部を差し込むスリット、いやスロットのようなものがあります。

ここのフロアの部屋はすべて病室であると一宮が言います。さらにセブンが続けます。




セブン：「この船はおそらく病院船なんだろう。名前はたぶん…【ギガント】」

八代：「何なのよ、そのギガントって…。」


ギガントというのは20世紀初頭につくられたタイタニック号の姉妹船のことらしい。そのうちの1隻の名前がギガント(ギガンティック)号との事。第一次世界大戦をきっかけに、客船から病院船に改装されたのだといいます。ギガント号は沈没こそは避けられたものの、座礁してしまいます。その後、イギリスの大富豪【ゴルダイン卿】なる人物が、その船を買い取ったとされています。




淳平：「その【ゴルダイン卿】とかいう奴が買い取ったのが…この船だっていうのか？」

セブン：「俺はそう思っている。証拠はこの船がタイタニック号と病院船を兼ね備えている事と…あとはわからん…。」

八代：「記憶喪失…まだ治ってないのね？」


なんですと！？

しかも他の7人は知っていた様子で…淳平まさかのハブリ(2回目)！

セブンは『目覚める前のことを、なにも思い出す事ができねぇ』状況だそうで。…何気に深刻じゃないか？

時刻は12時。タイムリミットまではあと6時間…。とりあえず皆でREDの基盤を探すことにします。探す時間も決められ、次の鐘が鳴るまでで、鳴ったら今いる大病室に集合する事になりました。

……んな事で見つかりゃ苦労はしねぇんだよ。

あっさり時計の音が聞こえ、残り5時間。全員、大病室に集合します。

すると…なんとREDの表示板に【VACANT(空室)】のサインが示されているじゃないですか。


淳平；「おいおい、基盤を見つけたのはどこのどいつだよ…。見つけたら声ぐらいあげろよな。」

紫：「それが…。」

八代：「それがね、わからないのよ…。私がここに戻ってきたときには、すでにこの状態で…。そのとき部屋の中には誰もいなかったの。つまり私が一番乗りだったってこと…。なのに…基盤が…。」


さっきまでREDの底にあった隙間が鋼鉄のカバーで覆われています。基盤が刺さっていることは明らかです。他の2台についても同じのようです。


淳平：「ここにいるみんなは、全員、心当たりがないんだよな？」


皆、知らねというポージングをします。四葉を除いては…。


淳平：「あれ…？ちょっと待てよ…。ニルスは…どこだ…？」


なんとニルスがいません！これは…まさか…フラグか…？


淳平：「ってことは…ニルスが基盤を…？」

八代：「直接本人に聞いてみないことにはね。」

セブン：「それにしても遅せえなあの野郎…。一体どこをほっつき歩いてんだ？」

紫：「もしかして、道に迷っているんじゃないでしょうか。」

サンタ：「あぁ、その可能性は高いな。あいつは目が見えないわけで…。」



四葉：「そんなことありえないよ！！」


突如四葉が叫びます。


四葉：「お兄ちゃんは確かに目が見えないけど、音を聞けばなんだってわかるんだから！だから、道に迷うなんて、そんなこと…そんなこと……絶対に…。私…探してくる！」


そう言って勢いよく駈け出してしまいます。次はみんなでニルス探しです。



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