「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイします。



みすず編の続きをプレイしていきます。

変身したスミレさんを見て、「何かに似ているんだよな」とずっと思っていたのですが、その正体が咄嗟の閃きによりわかりました。

それは…。



………。



……。





こいつだ。



色合いを含めて似てますよね。

ほら、今にも凍てつく波動をかましてきそうじゃないですか！

………。

さて、そろそろ本筋に入ります。

[7回]

---

■　みすず編　第12話　「迷走」

「省吾クンとコウゾウさん。二人ともどこ行ったの？」


わたしはひとり、あてのないまま、さびれたビルの中をさまよっていた。

右も左もわからない。

しかもいつまたあのスミレさんが現れるかもしれないのだ。そのとき自分が平常心でいられる自身がない。そうしたら…わたしは…。自分を落ち着かせながら、闇に溶け込むような廊下を歩いていた。

しかし…わたしはひとり、スミレさんのことを考えていた。

たしかにスミレさんは怪物になってしまった。



それはわたしの目の前で起こった事実であるし、省吾もコウゾウさんも認めるところだ。



しかし問題は彼女がツブレ社長を殺した事にある。怪物が人を殺した…この現実を、わたしはどのように受け止めたらいいのだろうか。

そのときわたしの頭に、二つの選択が浮かんだ…。


A.警察に任せた方が…
B.わたしたちでなんとかしなくちゃ
　　→　選択　B


いいえ、警察にいってみたところで、まともに取り合ってくれるはずもない。これはわたしたちで解決しなければ…。

わたしは意を決すると、省吾とコウゾウさんを捜すことにした。

---

こういうゲームでの警察の頼りなさは異常。

でも実際に日本の警察ってかなり優秀みたいですね。海外に比べて犯罪検挙率がかなり高いと聞いたことがあります。

警察が頼りないという刷り込みはどこで受けるんでしょうかね。

やっぱりテレビとかアニメとかゲームになっちゃうのかな。

でもゲームといえば、グランドセフトオートの警察には何度もフルボッコにされ「警察ってやっぱスゲーわ」と感じた思い出があります。

あれ？ちょっと意味合いが違うかな？

まぁ、いいや(笑)

---

わたしは手近な部屋を見つけると、そのドアをそっと開けてみた。

すると…。



………。



……。





！！？

「いやああああああああ！」


ドアを開けた瞬間、中から吐き気をもよおす腐臭が漂ってくる。

天井からぶら下がっているのは…。

人間！！！

首をくくった人間が群をなして、天井から肢体を投げ出していた。

わたしは我を忘れて、その場から逃げ出した。

な、なんでこんなところにあんな死体が…。

わたしは右も左も、上も下もわからぬまま、闇雲に走った。

気が付いたころには、わたしは自分がどこにいるのか、さっぱりわからない迷子になってしまっていた。わたしは乱れた呼吸を整えながら、周囲を見渡した。廊下はどこもかしこも似たような造りで、目印になるような物は何一つない。


「どうしよう、なんとか二人と合流しなきゃ…」


わたしは焦る気持ちを抑えて深呼吸をした。

……！？

すると、かすかにだけど、どこからか、物音がする。何かを引きずるようなゴソゴソという音…。

一瞬不安に駆られたものの、他に手がかりもないため、わたしはその物音に引き寄せられるように近づいていった。そこにはわずかに光の漏れたドアがあった。


「し、省吾クン。省吾クンなの？」


わたしは物事のする方へ、吸い寄せられるように歩いていった。音は、この部屋の中から聞こえる。私は意を決して扉を開けた。

扉を開けると、その部屋もやはり闇に閉ざされていた。わたしは目を細めながら静かに中に入る。部屋の中には黒い人影があった。


「省吾クンなの？」


わたしは背後からためらいがちに声をかけた。

その時人影はゆっくりと振り返った。



………。



……。





！？





！！？


「ス、スミレさん…」


わたしの目の前にいるのは紛れもなくスミレさんだった。しかし、その姿は変わり果て、完全に人のものではなかった。

わたしはその姿を見た瞬間、我を忘れ、背を向けて逃げ出した。

怖いっ！！！

わたしは入ってきたドアに向かって無我夢中で走った。後ろを振り返る余裕などはなかった。

でも…。


「あうっ…！」


ドアノブに手をかけ、廊下に飛び出した瞬間、わたしは後頭部に衝撃を覚えて、そのまま床に倒れ伏した。周りの景色が歪んだかと思うと、わたしはそのまま、暗闇の渦の中へと落ちていった。

---

あー、やっぱり出会ってしまったか…。

そんな予感はしていたんですよね。



まさに、外道！！！


この展開はさておき、その前の死体の方が気になりますね。この場で何らかの実験が行われていたのはまず間違いないのでしょう。

やっぱりコウゾウは臭ぇよなぁ。


こいつはク(以下略)


はっ…そうなるといっしょにいる省吾がマズいのではっ…！？

まぁでも、割とどうでもいい！



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

次の記事　：　厄痛　～呪いのゲーム～　でエコに目覚める　「みすず編　その13」
前の記事　：　厄痛　～呪いのゲーム～　でエコに目覚める　「みすず編　その11」
初回記事　：　厄痛　～呪いのゲーム～　でエコに目覚める　「序編」

©1997 IDEA FACTORY All rights reserved.