見ていただければわかるとおり、このブログには忍者アドというアフェリエイトを貼り付けています。ですが、積極的にクリックをする人は自分自身以外いないかと思います。

一応、自分自身のクリックもポイントになるので、毎日1回は自分でクリックしているわけですね。そこでふと出た広告が某宗教団体の啓発本ですよ！

自分でアフェリエイトを設置しておいてこういう事いうのもアレなのですが、思わず勘弁してくれって言ってしまいましたねぇ。速攻で、キーワードブロックを噛ませてその広告が二度と出ないようにしました。

エンターテイメント系の広告がでるように設定しているのですが、以前からズレた広告が多いのが少し気になってはいました。でも、まさか宗教絡みとはねぇ。

あー、なんかグチちゃってすみません。


さてさて極限脱出　9時間9人9の部屋のゲームプレイです。




本郷：「ぬがああああああああああーっ！」


これは今の私の心の叫びを本郷さんが代弁してくれています。

まぁ、本郷さん、悪人なんですけどね。

[5回]

セブン：「奴が来るぞ！急げ！」

学ラン：「わかってる！」


セブンは学ランの腕をつかみ取りダクトへと引きずり込みます。

そして本郷は雄たけびを上げます。もうキ○ガイです。


本郷：「許さん！許さんぞ！私の崇高な実験を邪魔しおって！」


セブンは本郷に向かって敬礼し、鉄の扉を閉めてしまいます。セブン△。

セブン達は独房とは逆の方向に進路をとります。まぁ、戻っても意味ないですしね。すると、なんと焼却炉の先に通路に出たではないですか。


セブン：「こっちの焼却炉の扉じゃねぇ！逆にある向こうの扉に行くんだ！さぁ、早く！」


4人の子供を先に行かせ、最後にセブンがその後を追います。

扉をひらくとそこには螺旋階段が。


セブン：「走るんだ！」


一行はただひたすらに階段を駆け上って行きます。



これ、真ん中に写っているのはニルスですかね？

いくつかの踊り場を通り過ぎた所で、ふいに学ランが言います。


学ラン：「おかしい…。いつまで経っても茜に追いつかない。」

セブン：「アカネ…？」

学ラン：「妹のことだよ。赤いネクタイをしたあいつのことだ。」


セブンはここで不思議に思います。


セブン：「アカネ…行方不明になった16人の中にはそんな名前の子はいなかったはずだが…。」


学ランは急停止します。


学ラン：「もしかして追いぬいちまったのかも！ほら、別のデッキにつながったところが、途中にいくつかあったろ？あの踊り場のところで休んでいたのかもしれない！」


学ランはくるりときびすを返し、階段を下りて行ってしまいます。セブンもあわてて後を追います。セブンはジャケットの少年とポニーテールの少女に向かって言います。


セブン：「俺はあいつの後を追う！おまえらは先に行け！わかったな！？」


少女はうなずいて階段を上りますが、少年の方は、


少年：「ぼくも一緒に行くよ。」


と言ってついてきます。とにかく時間がありません。細かい事を気にせず学ランを追います。

結局、最下層のフロアに達するまで『茜』という少女は見当たりません。


学ラン：「なんでだよ！どこ行っちまったんだ、あいつは！」


イラつく学ラン…。…と次の瞬間。


「お兄ちゃん！お兄ちゃん！助けて！」


少女の声が聞こえてきます。

学ランは力任せに扉を開け放つと、焼却炉に面した通路へと突っ込んでいきます。そこに踏み込んだ瞬間、信じがたい光景がセブンの網膜を貫きます。



なんと本郷が茜の手を引いて、無理やり焼却炉の中に連れ込もうとしていたのです。

お巡りさん、こいつです。

…ていうか、セブン、お前が現行犯逮捕しろよ。


本郷：「ふっ、遅いんだよ、マヌケがぁ！今頃のこのこときやがって！」


本郷は茜の腕を手繰り寄せると、そのまま投げ捨てるように焼却炉の中へと放り込みます。そして自らも焼却炉に戻り、扉を閉じてしまいます。


学ラン：「茜！茜！大丈夫か！茜！」

茜：「お兄ちゃん！」


扉の向こうから声。悲しみに近い響き。


茜：「ねえ、お兄ちゃん、どうすればいいの？閉じ込められたみたい！」

学ラン：「本郷は！？」

茜：「反対側のドアから外に…！」


外道、ここに極まり！

そして…


「Emergency Alert.Emergency incineration command has been confirmed.Automatic incineration will take action in...18 minutes.Please evacuate the incinerator immediately.」


鳴り響く警報！


セブン：「おい…マジかよ…！なんて野郎だ！」

茜：「お兄ちゃん！」

学ラン：「待ってろ！今助けてやるからな！」


無情にも時間は過ぎて行きます…。




淳平：「なあ、それからどうなったんだ…？」



セブン：「簡単に聞いてくれるなよ…。話すこっちの身にもなってくれ…。」

淳平：「それじゃあ…。」

セブン：「ああ、そういうことだよ…。こんな記憶なら、思い出さないほうがマシだったぜ…。」

淳平：「なあ…。それって…確かなのか…？俺だって、本当は聞きたくないんだ、こんなこと…。だけどどうしても…わからないことがあって…。本当にその『茜』って子は……。」

セブン：「ああ、間違いねえ…。確かだよ…。結局どうすることもできずにタイムリミットが訪れて…扉の向こうから何かが燃え盛るような轟音が…。そして…。」


セブンとジャケットの少年はぼんやりとその場に立ち尽くし、学ランは糸の切れた操り人形のようにぐしゃりと扉の前に崩れ折れています。

それからしばらくして、何の前触れもなく扉が開き…。




学ラン：「うああああああぁぁぁぁぁああああああああーーー！！！」


吐き気を催す邪悪とは、なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!

自分の利益だけのために利用する事だ…!!


淳平は駆り立てられるような胸騒ぎを覚えます。そして、静かにセブンに尋ねます。


淳平：「なあ…ひとつだけ聞かせてくれないか…。その…『茜』って子の苗字は…なんていうんだ…？」

セブン：「『倉式』だ。」


決定打です。淳平の頭の中で何かが弾けて飛びます。


セブン：「ニルス…おまえはあのときあの場所にいたな？ジャケットを着た背の高い少年…。あいつがおまえだ。…そうだろう？」



ニルス：「ああ。そのとおりだよ、刑事さん。だけど、誤解しないでほしい。ぼくがそのことを黙ってたのは、さっきも言った通りゼロに脅迫されてたからなんだ。9年前のことを口にするわけにはいかなかったんだよ。」

セブン：「つまり、ゼロに加担してたってわけじゃねぇってことだな？」

ニルス：「もちろんだ。」

セブン：「四葉のほうは…？」



四葉：「ちょ、ちょっとやめてよ…。私がゼロの仲間だっていうの？さっきも言ったけど、私はネバダの模擬実験棟…Q棟のほうにいたんだよ。お兄ちゃんから『ひとりの刑事が助けに来てくれた』って話は聞いてたけど…まさかそれがセブンだったなんて…。」

セブン：「なるほどな。まぁ、信じてやることにするか。それじゃあもう少し教えてくれ。」


セブンはポケットに手を突っ込み、かたわらに向かって何歩か足を運びます。


セブン：「サンタの本名は【倉式葵(アオイ)】。あいつは焼却炉で亡くなった少女、茜の兄貴だ。そのことについては？」

四葉：「そ、そんな…！そうなの！？お兄ちゃん！？」

ニルス：「ああ…どうやらそういうことに…なるみたいだね…。といっても、もちろん最初からわかってたわけじゃないけれど…。9年前の葵は変声期の真っ最中でね。今とは全然違う声をしてたんだ。いくら僕が聴覚に優れているからと言って、さすがに声紋までは把握できない。だから、まさかサンタが葵だなんて、思いもよらなかったんだ。」

セブン：「気付いたのはいつだ？」

ニルス：「四葉から『サンタは9年前の仲間かもしれない』って話を聞いてね。隣の部屋…書庫へと移動する途中のことだ。それを聞いて、なんとなくそうじゃないかと…。」


サンタが葵…！？

倉式茜の…紫の兄貴だって…！？


淳平：「わからないことは山ほどある。それこそ窒息してしまいそうなぐらいに山ほど…。だが…ひとつだけわかったことがある。シャワー室の死体…。ニルスに偽装されて殺されたあの男は、おそらく【虹崎】だったんだろう。」

セブン：「なんだって…？」

淳平：「おいおい、気づいてなかったのかよ。」

セブン：「俺が記憶を取り戻したのは、ついさっきのことなんだぜ？」

淳平：「でもそう考えると、3つの殺人事件について説明がつくだろ？そう、殺人事件…。最初に爆死した【窪田】の件も含めてそう呼ぼう。これらの殺人はなぜ行われたのか…。」

ニルス：「淳平くんの言った通り、シャワー室の死体が虹崎だったとするなら、殺されたのは全員、ノナリープロジェクトの幹部たちってことになるね。」

　実験を指揮していた研究者は【窪田】
　本郷を補佐していた参謀は【虹崎】
　プロジェクトに出資していた投資家の男は【武蔵堂】

四葉：「それじゃあ、すべては復讐のために行われたってこと…？サンタはゼロで…。亡くなった茜のお兄さんで…。だから…その恨みのために3人を殺したと…。」

淳平：「いや、直接手を下したのはサンタじゃないだろう。」


ここで淳平に違和感がありますね。なんでそんな事お前が知っているんだと？


淳平：「とにかく、もしもそうだとすると、次に狙われる人物はおのずと決まってくる。言わなくてもわかるよな？」

ニルス：「次に殺されるのは本郷源太郎。」

四葉：「ノナリープロジェクトを立案した首謀者。」

セブン：「つまり…『一宮』ってことだな…。」


…とその時、大きな揺れが淳平達を襲います。どうやらタイムリミットが近いようです。

手に入れたカードキーで書斎を出て書庫に戻りましょう。

この先は【焼却炉】へと続きます。



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