アナログゲームにも多種多様あります。





当然、その中にも自分に合う合わないというのはあるわけで…。

テーマが合わない、イラストが合わない、世界観が(以下略)。

あと人によって当然好みもわかれますよね。

対戦型より協力型の方が好きとか、運要素が高いより実力要素が高いほうが好きとか、ひたすら自分で手札やデッキを構築するより他人との干渉が多い方が(以下略)。

そんな色々ある中から、今回紹介するアナログゲームはこちら。





「Korsar(コルセア)」です。

パッケージは合格点。その期待を裏切らず海賊をテーマとしたカードゲームとなります。

[4回]

海賊をテーマにしたアナログゲームは多々ありますがこれもその1つです。


使うカードは2種類。

上部にメダルが書かれている商船カード。





そして、その商船を奪い合うための…





4色の海賊カード。上部に書いてあるドクロマークはその海賊船の強さを表します。

それぞれの色の海賊船には、それぞれ船長みたいなカードが1枚ずつ用意されています。









女海賊たん…ハァ…ハァ…(*´Д`)

このカードを援軍としてバトルに放り込む事ができます。このカードは最強で、これに勝つにはあとから同様に船長をぶつけるしかありません。

察しのいい方ならわかると思いますが、このゲームは商船カード(メダルの数が多いカード)を海賊船カードで奪い合い、たくさん集めるゲームです。

非常にシンプルですね。


さっそくプレイしてみましょう。

海賊王に、おれはなるっ！！！





配られる手札は6枚。

手番では手札から1枚選んでプレイします。






「出航じゃあ！俺この荷物を運び終わったら恋人と結婚するんだ」


商船カードをプレイして、そのまま1周して何事もなく再び自分の手番がまわってくると、この商船カードは自分の得点として手に入れることができます。

しかし、その商船を他のプレイヤーは舌なめずり。






「暴れるなよ…暴れるなよ…」

「ちょっ…海賊さん！何してんすか！マズイですよ！！！」


他のプレイヤーはこのように海賊カードで襲撃する事ができます。

つまり自分の手番では、商船を出すか、海賊で襲うか、もしくは山札からカードを引くかのどれかを選択する事になります。

このままこの海賊船カードを出したプレイヤーに再び手番が回ってくると、襲撃した商船をゲットできるというわけですね。

しかし、襲ってくる海賊は1つだけとは限りません。






「おまえだけおいしい思いしてんじゃねーよ！」


このように別のプレイヤーとバッティングする事があります。

この場合、基本的に一番強い海賊船カードを出したプレイヤーに再び手番が回ってきた時点で、襲撃した商船をゲットする事になります。





しかし、写真のように強さが同じ場合は延長戦に突入し、更に危険な領域へと突入します。





この均衡を破るために同じ色の海賊船カードを援軍で送り込むことができます。






「2隻に勝てるわけないだろ！」


既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、すでにその船を襲っている海賊船カードと同じ色のカードで襲うことはできません。新たにこの船を襲おうと電撃参戦する場合は、別の色の海賊船カードを使わなければなりません。

船長カードは援軍としてのみ効力を発揮します。






「バカ野郎！俺は勝つぞお前！」


船長カードに対抗するには船長カードを出すしかありません。

そうなったら更に延長戦です。戦いは更に危険な領(以下略)


山札が尽きるか、誰かが手札のカードを使い切ればゲーム終了。

獲得した商船カードのポイントの合計が最も多い人の勝ちとなります。


冒頭の文章から察した方もいらっしゃるかと思いますが、このゲームは私には合いませんでした。

理由は簡単。

テーマに反してかなり平和なほのぼのゲームだからです。

説明ではさぞ奪い合いのバトルが盛り上がるように書きましたが、実際にプレイしてみると滅多に延長戦なんか発生しません。8割は1ターンで勝負が決まるでしょう。

延長戦が無いという事は必然的に船長カードは単なるお荷物カードと化します。

1ターンキルが多いという事は弱い海賊船カードなんて賑やかしにしかならないという事です。

相手に直接攻撃ができるタイプのゲームなのですが、攻撃されてもあまり苛立つことは無いというのも不思議なところ。まぁいっかみたいな気分になります。

一応、カードをドローするか、プレイするかというジレンマはあるんですけどね。

それだけでは物足りないという印象です。


面白そうと思って前情報もなしにパッケージ買いして失敗したという典型的なゲームでした。

ファミリーでプレイする分にはそこそこ盛り上がるのかもしれませんが、大の大人が集まってプレイするには少し物足りないと思います。





なんかもうちょっと…こう…なにかあれば化ける可能性があるとは思うのですが。


ちなみにこのゲームの記事を書く前に、このゲームに関する記事を色々参考にさせていただきました。

面白い！というレビューも多々ありましたので、やっぱりゲームって人によって合う合わないというのがあるんだなぁと改めて感じました。

あくまでも私には合わなかったという話。





じゃけん、みんな買いましょうね～。




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