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ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。
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「厄痛 ~呪いのゲーム~」のゲームの続きをプレイします。



コウゾウ編の続きをプレイしていきます。



■ コウゾウ編 第8話 「人の血の色」

「さあ、スミレを呼べ。それがお前に残された道だ」


俺は電話を指さした。

コウジは震える手を伸ばし受話器を取る。


「兄さん…勘弁してくれよ…」


コウジの奴は情けない声をあげる。

拍手[8回]


俺は黙ったまま答えずただ受話器を指さした。コウジは途切れた声でスミレに助けを求め始める。


「す、すまない、スミレさん…こんなことになってしまって…」

「ふん。泣き言のひとつでも言わせてやる。その方が都合がいい」

「す、すまない、こんなことになってしまうなんて…」


受話器に向かって、コウジは苦痛の声を漏らす。電話に向かって謝るだけだった。俺はコウジの手から受話器を奪い取り話しかけた。


「ふふふ…久しぶりだな、スミレ。まさか、この俺を忘れたわけではあるまい」

「コ、コウゾウさん…!」

「逃げられると思っていたのか?あの日のお前が俺を裏切ったことを、まさか忘れたとは言わさん。お前のおかげで、俺がどれだけの屈辱を味わったことか…スミレ、お前に考える時間をやろう。俺はツブレビルで待っている。来るも来ないもお前の自由だ。だが、その時はそれなりの覚悟をしろ。もしこなかった場合は…」


その時、俺はコウジの鼻面を殴った。


「こうだ。わかるな…いずれにしろ、お前は俺からは逃げられないのだから」


俺は言うべきことだけを伝えると手荒に電話をきった。

スミレは必ず来る。そういう女だ、あいつは。あいつが来ないわけがない。

もし来なかったとしてもそれはどれで構わない。そのときはコウジがスミレの代わりを努めるだけだ。俺は別にどちらでも構わないのだからな。

いよいよ、俺の悲願が達成される日が近づいてきているのだ。俺は笑いをこらえる事ができなかった。

しかし、そのとき…




「兄さん、もう俺は我慢の限界だ。これ以上スミレさんを苦しめるな!!これ以上、彼女を苦しめないでくれ。兄さんのせいでスミレさんの生活はムチャクチャじゃないか!せっかく兄さんから逃げたのに、せっかく普通の生活を送っていたのに、またもとに戻すつもりか!」


そのとき床に倒れていたコウジが立ち上がり俺に向かってきた。

かつて一度たりとも、逆らったことのないコウジが初めて我を忘れて俺に歯向かってきた。俺は正直驚きを隠せなかった。コウジはがむしゃらに掴みかかって来て馬乗りになる。


「兄さんがいなければ、スミレさんは自由になれるんだ!」


コウジはその太い腕で俺の首を絞めつけた。俺は苦しさから逃れようと、必死で手足を動かす。だが奴の手はぴくりとも動かない。コウジの目は血走り、明らかな殺意を帯びていた。


「兄さんが、兄さんが、兄さんが悪いんだ!」


コウジは俺を殺そうとしている。兄であるこの俺を殺そうとしている。俺の中にふたたび怒りの炎がわきたってきた。

必死でもがいた手の先に俺は何かの感触を感じた。死にもの狂いでそれを掴もうとした。それは電気コードだった。


「この、くそ野郎が!!」


俺はコウジの顔に爪をたて横に薙ぎ払った。コウジは悲鳴をあげて仰向けに倒れる。両目を手で覆いながらコウジは床を転げまわった。

俺はすかさず奴の背中に飛び乗った。そして電気コードを首に巻き付けたのだ。




「死ね!俺に逆らう者は全員死に絶えろ!」


俺は両手にあらん限りの力を込めてコードを引き絞った。ためらう理由などない。こいつは俺を殺そうとしたのだ。逆に俺がこいつを殺すのになにをとがめられることがあろう。

コウジははじめ、両手で空をつかむしぐさを繰り返していたが、やがてそれも力なく止まった。だらりと四肢を投げ出して、やがて動かなくなる。


「ふん、他愛もない…」


俺は床に転がるコウジの遺体を見下ろした。あっけないものだ。

…愚かな奴だ。大人しくしていれば死ぬことはなかっただろうに。黙って俺に従っていればよかったものを。何もかも愚かだ。



先に殺そうとしたのはお前だろ!



みんなクロコップ状態になった事と思います(笑)

コウジがやられてしまいましたが、あの首絞めの一枚絵は必要だったんでしょうか。なかなかのインパクトがあったので思わず載せてしまいました。

…ていうかこのゲームの一枚絵は基本的にインパクトが凄い。

コウジは、みすず達がツブレビルに行ったときにはもう亡くなっていたんですね。ご冥福をお祈りします。



■ コウゾウ編 第9話 「待機」

俺はスミレを待っていた。電話で約束した期限は今夜までだ。

あの女は来る。必ず来る。

俺は窓からその様子をうかがっていた。闇に紛れるようにして、ひとりの女がこのツブレビルにやってくる。女は周りに気を配り、一度このビルを見上げると、ロビーの中へと消えていった。

俺から逃げ出したあの時と何一つ変わらない姿だった。

…やっと来たか。俺は静かに立ち上がった。胸に湧きあがる興奮をおさえることができなかった。

スミレは俺の創り出した新人類の中でも最高傑作だ。あれを超える傑作はまだできていない。奴が逃げ出して以来、ことごとくが失敗している…。

俺が求める究極の生物は彼女をおいて他にあり得ない。あきらめていたそれが向こうからのこのことやってくるのだ。これほどの好機はほかに考えられなかった。

そのとき…ふと窓から見下ろす闇の中に、新たに二人の人影を俺は見出した。



確かあいつらは、コウジの会社に入ったみすずという小娘と、省吾という小僧だった。二人は寄り添うようにして、このツブレビルに忍び込んできた。


「これは面白いことになってきた」


俺は声を上げて笑った。

最高傑作が我が手に戻ったばかりか、新たな素材が呼びもしないのにやってきたのだ。これほど祝福されるべき夜はまたとないだろう。

くくく、やはり俺は神となるべき男だ。

たがわず今夜は新しい時代の幕開けとなる聖なる夜となるだろう。



これで役者が全員揃いましたね。

ここと次のパートは基本的に全て内容がかぶっているのでさっさと進めてしまいます。



■ コウゾウ編 第10話 「罠」

俺は廊下を歩いていた。

あの三人をいかにすれば、俺の思惑通りに動かせるか。俺はそれだけを考えていた。

みすずや省吾のような若い素材は実に貴重だ。生命力にあふれているあの世代は実に得難い実験材料といえる。なるべく傷をつけないようにしなければ。

俺は足音を忍ばせながら、薄暗い階段を降りた。

すると廊下の闇の向こうから、言い争うような声がする。俺は静かに近づいていった。

どうやらスミレとみすずたちが出会ったようだ。そこはコウジの部屋だった。

俺は壁を背にして、中の様子をうかがう。



みすずが興奮した口調で、スミレを責めたてているようだ。話を聞いてみると、みすずはどうやら、スミレがコウジを殺したものと思っているらしい。詰め寄る口調には明らかに、スミレに対する不信と怒りがこもっていた。

…これはますます面白いことになってきた。

コウジ殺しの犯人はスミレか。

できすぎのシナリオじゃないか。

ならばいましばらく、あの二人にはそう思い込んでいてもらおうか。コウジを殺したのは怪物スミレであるということを…。

そのとき俺はポケットの中から薬瓶を取り出した。この瓶の中はちょっとした酸に満たされている。スミレは興奮したり、身体に傷を負ったりすると防御本能から体質が変化する。スミレを変身させるにはこれで十分だろう。こいつを奴になげつけさえすれば…。

俺は機を見計らって、ドアを蹴り破った。


「そいつから離れろ!!」




!!!




ガシャン!!!

投げた瓶はスミレの顔に当たり、砕け散った。

そして…



予想したとおり、スミレの姿は変わった。

ははははははは!

そうだ、そうだ!

スミレよ、おまえはその姿こそ真の姿なのだ。

美しい…なんて美しいんだ…。

みすずと省吾には彼女が怪物に変身したように見えただろう。だが本当は違う。怪物なのでは断じてないのだ。

彼女こそ、俺の研究の結晶だ。新しい生命体なんだ。

美しい。なんと美しいんだ…。

スミレは叫び声をあげながら、部屋を飛び出して行った。

これでいい。

ひとまず、この二人を手中に収める。

そのための第一段階、彼女らをあざむくことには成功したようだ…。



いや、美しくはないだろう。

新人類はもうちょっとビジュアル頑張れたんじゃないですかね。

コウゾウほどの腕があればもっとマシな外見にできたはずなんですけど。

あまり外見には興味ない人なんですかね。

それとも審美眼がよほど特殊かのどちらかでしょう。



■ コウゾウ編 第11話 「嘘が真実へと変わるとき」

「大丈夫だったか?二人とも?」


俺は二人の反応をうかがいながら、尻もちをついているみすずに手を差し伸べた。

二人は驚きを隠せていない。当たり前だ。いましがたのスミレの変化を驚かぬ者はいない。目の前の人間がひとり、全く違う生き物に変わってしまったのだからな…。

しかしそれは都合がいい。コウジを殺したのが、スミレであると思わせている限りはな。


「危ないところだったな」

「あ、ありがとうございます…」

「俺はコウゾウ。殺されたコウジの兄だ…俺の弟は、あの怪物に殺されたんだ」


コウジを殺した怪物?そんな物がいるわけないじゃないか。

コウジの息の根はこの俺が止めてやったのだからな。それにスミレは怪物ではなく、人間を超越した高尚な生き物だ。それを人殺しの怪物などと…。

真実を見極められない愚かなガキどもめ。お前たちはすでに俺の掌の上で踊っているのだ。


「あいつはコウジのかたきなんだ」


そう言って、俺は顔を伏せた。


「あいつは弟を殺したんだ。許すことはできない!!」


拳を固く握り、語気をあらげる。


※イメージ図

俺は殺された弟のかたきを討つ誠実な兄貴を演じればよかった。


「…俺はあの怪物を倒さねばならないんだ」


我ながら最低な芝居だ。ヘドが出る。

しかし、こんな台詞にも愚かな人間は引っかかるものなのだ。


「協力させてください」


そういったのはみすずという小娘だった。単純なガキだ。この分だとさしたる苦労もせずに、ふたつの素材を手にできそうだった。

俺はポケットの中から小さな注射器をとりだし、みすずと省吾にそれぞれ手渡す。中には劇薬が満たしてあるが、しょせん気休めみたいなものだ。二人に渡したところで、大した役にもたつまい。

とにかく、まずこの二人をひとりひとり、別々におびき出す必要があった。いかにガキが相手だとはいえ、二人をまとめて片づけるには骨が折れる。次の策を考えなければならなかった。

しかし、そのとき階上から地をゆるがすような吠え声が響いて来た。

スミレはつくづく俺に尽くしてくれるようだ。5階より上に上ってしまえば、みすずたちに逃げ場はない。彼女らを連れ込むのに格好の理由をスミレが造ってくれたというわけだ。俺は二人を引き連れて、上る階段を目指した。二人も俺の後についてきた。

5階は相変わらず薄暗い。ここならば誰にも邪魔されることなく、心置きなく立ち回れる。なぜならここは俺の庭みたいなものだからだ。二人を引き離すのには絶好の場というわけだ。

まず連れ出すのは…

みすずだ。まずはこの小娘をおさえよう。

背後にまわり彼女の手をとろうとした時、彼女は…


「コ、コウゾウさん!今おしり触ったでしょ!」

「なっ、なにをばかな!お、お、俺は触ってないぞ、ぜぜぜぜぜ絶対に!!」


突然悲鳴をあげたかとおもうと、俺をうらみがましい目で見ている。仕方ない。みすずはあきらめるとしよう。

俺は闇にまぎれ省吾だけを部屋に引き込んだ。



落ち着け、オッサン!

うろたえすぎだろ(笑)

そして狙われた省吾。アッー!!!



【今日も迷宮を往く 厄痛 ~呪いのゲーム~】

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初回記事 : 厄痛 ~呪いのゲーム~ でエコに目覚める 「序編」

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