また雪ですか…。

職場から自宅までいつもの1.5倍の時間がかかりました。

そろそろ勘弁してもらえませんかねぇ(半ギレ)


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイします。



スミレ編の続きをプレイしていきます。

スミレ編は話が暗いのでさっさと終わらせたいですね。なのでサクサク行きます。

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■　スミレ編　第9話　「過去の代償」


私は激しくなる胸の鼓動をおさえながら深夜の街の中を急ぐ。

急がなければ…。

そして私は、コウゾウさんの言葉のとおり、深夜のツブレビルにやってきた。ツブレビルは月光を浴びてどこか神秘的な雰囲気すら漂わせていた。

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はい！CM入りましたぁー！！！

[7回]

という事で、おそらくここがスミレ編の中間地点になるのでしょう。

みすず編に比べればあっという間ですね。でも、ここからが長そうだな。

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見上げれば、寝静まったビルにひとつだけ明かりのついた部屋がある。おそらく、そこにコウゾウさんがいるのだろう。

私はビルのロビーをぬけ、エレベーターに乗り込む。



もはや後戻りはできない。

待ち受けるコウゾウさんのいう事はある程度想像がつく。

でも、私の決意は変わらなかった。

そのためにこの場にやってきたのだから。

私はエレベーターから降り、薄暗い廊下を進み、ドアから光の漏れる部屋へと向かった。下から見上げた明かりが、おそらくこの部屋のものだろう。私は思い切ってドアノブに手をかけた。

いまからコウゾウさんに会う。色々な想いがこみあげ泣きそうになったが、泣くのは全てが終わってから。いかなる結果になろうとも、私は自分の心に正直になろうと決意した。悲しみにくれるのはその後でいい…。

私は静かに、しかし固い決意をもって、ドアを開けた。

部屋を見渡しても誰もいない。目につくものも取り立ててない。しかし、どこかなつかしいにおいがした。私の知っている人間がこの部屋を使っていたような気がする。

ふと見た机の上には、古ぼけた写真が乗っていた。



私は机の上の写真を手に取ってみる。なつかしい思いが一気に脳裏によみがえってくる。

私たち三人はいつも一緒だった。私はその瞬間ほど幸せを感じたことはなかった。私たちは同じ大学の研究室で、同じテーマを研究した仲だった。

私は彼の後輩だった。研究にひたむきなコウゾウさんに、私は知らず心を惹かれていく。



私もコウゾウさんに振り向いてもらいたくて、より研究に精を出した。同じ時間をすごせること、それが何より私の幸せな時間だった。

…しかし、ある日突然コウゾウさんは変わってしまった。

人が変わったように無口になり、見る見るうちに痩せていった。素行が次第に雑になり、言動が明らかに変わった。ひとりで悩み込むことが多くなり、時には私やコウジさんを口ぎたなくののしることもあった。

それでも私はコウゾウさんを信じ続けた。しかし、その結果が…。



コウゾウさんはなにを思ったのか、不気味な動物実験を繰り返し始めたのだ。

そして、ついには…。



………！！！

私はここまで思い出してあわてて首を振った。私は感傷に浸っている暇はない。一刻も早く、コウゾウさんに会わねばならない。

そのとき、背後で物音がした。


「だれ！？」


そこにいたのは…みすずさんと省吾君だった。

何故こんなところに…！？

私は二人を前にして、驚きを隠すことができなかった。

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はい、ここでようやく合流です。

というわけで次回でぶっかけ変身(笑)ですね。

それにしても二人に会ったのが例の集合写真があった部屋だったなんて

…あれ？でもおかしくないか？

みすず編の時は更に上層の階の部屋だったと記憶しているんですが。

みすずが見た写真とは同じだけど二枚あったという事なんでしょうか。コウジのぶんとコウゾウのぶんみたいな感じで。

さて、ここからスミレ化物変身編が始まります。いわゆる化物語です。

…あ、あまりこういう事は書かない方がいいですかねぇ(笑)

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■　スミレ編　第10話　「邂逅」


「なぜ、あなたたちがここにいるの？あなたたちのいる時間ではないでしょう？」


私は聞かずにはいられなかった。高校生の出歩く時間ではない。しかし、二人はひるまない。


「あなたの方こそ、なんでここにいるのよ。スミレさんの方こそ、他人の会社にこんな時間に入り込んでいるなんてどういうつもりよ」


そう言ってみすずさんは、私を指さした。そしてまっすぐに私を見つめる。その瞳の力強さに、私は思わず視線をそらした。


「社長を殺したのは、スミレさん。あなたよ！！」


そう言い放つ彼女の瞳には憎しみにも似た、感情の高まりが宿っている。


「なんとか言ったらどうなの？」


みすずさんは黙る私に詰め寄ってきた。私はどう答えるべきだろうか。


A.私じゃない、と否定した
B.ただ、うつむいて黙っていた
　　→　選択　A


「違う、違うのよ。私はなにもしてないわ…私はなにもしていないのよ…。コウジさんは、コウジさんは…」


私はそこまで言いかけて、その後の言葉をのみこんだ。

そのとき私の脳裏にコウゾウさんの面影がよぎった。かつてのコウゾウさんは、虫一匹殺せない、優しい人だった。それが実の弟であるコウジさんを…。

それが私には信じられなかった。いいえ、信じたくなかった。なにかの間違いであってほしいと願っていた。だからこそ言葉をのみこんだのだった。


「お願い、二人とも。これ以上はなにも聞かずに帰って欲しい。お願いだから…」


心からそう思った。しかし、そのとき…。



…こ、こんな時に！！

その瞬間、ふたたび私を発作が襲った。

私は必至で胸をおさえた。うめき声がのどから洩れる。

薬はすでに底をつき、私は人間に戻る手段を持たない。ひとたび変身してしまったらもう元に戻れないだろう。


「逃げて！！二人とも逃げて！！」


私は自らの両肩を抱きかかえてうずくまった。二人は私に駆け寄ってきたが…


「お願いよ！私にかまわないで！！」


私は声を振り絞って叫んでいた。その瞬間…！


「二人とも、その女から離れろ！！」


そこに現れたのは…。








「きゃああああああああああ！」


私は投げつけられた薬瓶を額に受けた。瓶は砕け、中の薬が飛び散る。

熱い！

熱い！！

熱い！！！



私は両手で顔を掻き毟った。これが引き金となり私の何かが壊れてしまった。



私は解き放たれた野獣のように部屋を飛び出した。

もはや私には身体の自由が残っていなかった。

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本当にここからどうなるんだろう。

いや、結論はわかっているんですけど、まだ自分語りは続くんでしょうか。

身体の自由は効かないけど心はまだ残っているって事なのかな？

さて、スミレ視点からストーリーを追うとしましょう。



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

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