プレイステーション4の発売日が来年2月に決まったみたいですね。

今の世代の子供って、やっぱり発売は楽しみなモンなんですかねぇ。プレイステーションって子供向けのローンチタイトルの印象が無いんだよな。

発売からどれくらい盛り上がるのかを静観していようと思います。


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイしていきます。



あ、そうそう。今回からゲーム画面についている上下の帯はカットします。これまであったりなかったりまとまりがなかったのですが、カットする方向で統一します。

それではみすず編の続きをプレイしていきます。

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■　みすず編　第3話　「ツブレ社長」

社長：「…そうですか。このビルの中でそんな事が。気を付けた方がいいですよ。このビルには何かが棲んでいますからね。イッヒッヒッヒッ…。」


ここは面接室。いや社長室かな。

わたしは出されたコーヒーをすすりながらビル内で起こった様々な怪現象の説明をしていた。私っは自分が面接のために来たということも忘れて、不満ともグチともいえる言葉をたらたらと喋っていた。

[9回]

でも目の前のこの人はそんな話をニタニタしながら聞いている。まったく、悪趣味なことこの上ない。




社長：「みすずさん、でしたっけ？申し遅れました。私ツブレコウジといいます。」


目の前の男が突然かしこまる。

そして私も今更ながらの形どおりの挨拶を返した。それにしても、この人ってなんだろう。昨日の失礼な電話もそうだけど、ニヤニヤしていたと思ったら、急にまじめになったりして、よくわからん。まったく、これでこの会社の社長っていうんだから世の中って不思議なものよね。昨日のヘンテコな電話もこの人がわざわざ自分でかけているんだもん。小さい会社だから人手が足りないのはわかるけど、面接の方まで社長が顔を出すとなると、いよいよ忙しい会社みたい。

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前回からかなり失礼なみすず(笑)

でも面接の時って逆に身近な話題で盛り上がった方が手ごたえを感じたりしますよね。

アルバイト面接に社長が登場…確かに珍しいかもしれませんね。正社員採用ならともかくですが。アルバイト採用では現場責任者の方が出られる印象があります。

まぁ、ツブレソフトでは現場責任者＝社長なのかもしれませんけど。

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社長：「まあ、そんなに固くならないで下さいよ。楽な気持ちでお話しましょう。げっげっげっ…。」




…あいかわらず笑い声はあまり気持ちのいいものではなかったが、こうして面と向かって話してみるとそんなに悪い人では…ないのかな？

机をはさんで、私とツブレ社長は色々な話をした。ゲーム、会社、アルバイト、そして私自身のこと。面接と言っているが、会話の内容はほとんど雑談のようなものである。アレコレと話しているうちに緊張もほぐれ、瞬く間に時間が過ぎていった。


社長：「ところで…。」


社長がいきなり話を変える。


社長：「きみは、人類についてどう思っているのかな？」


と、突然ツブレ社長は今までとは何の脈絡もないことを口走った。

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ファッ！？

なんやコイツ。いきなり、どうした？何があった？

以前、このゲームは環境問題をテーマにしていると書きましたが、あまりにも唐突すぎます(笑)

あ、もしかしてツブレソフトのモットーが環境問題に関係あるのかもしれませんね。

知らんけど。

さてこの後、どうやってまとめるつもりなんでしょうか。

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社長：「きみは人の未来をどう考えているのかな？」


わたしはあまりに突飛な話の展開に思わず言葉を詰まらせてしまった。


みすず：「は、はあ？人の未来と急に言われても…。ちょっと考えたこともないんで…。」


わたしはまさに、ハトが豆鉄砲を喰らったような顔をしていたに違いない。突然なにを言いだすんだろう、この人…。


社長：「そうですか？では面白いものをお見せしましょう…。」


そう言ってツブレ社長はいちど席を外し、部屋を出ていく。しばらくしてふたたび帰ってきたときには両手にガラスケースのようなものを抱えていた。社長の持つガラスケースには奇妙なものが飾られていた。




みすず：「こ…これは…？」

社長：「どうです？面白いものでしょう？」


私は眉をひそめずにはいられなかった。作り物なのか、あるいは本物なのか、それは不気味なほど精巧にできたトカゲの模型だった。ただこれが普通のものと明らかに違う点はこのトカゲが人と同じように二本足で立っている所にあった。


みすず：「トカゲ人間…。」


私は思わずつぶやいた。そう、まさにそれはヒトの形をしたトカゲであったのだ。


社長：「ウフフフフ…どうです？良くできているでしょう？ヒトが猿から進化して、いまの私たちがいる。でも、もしその進化の根幹が猿にではなく、トカゲなどのハ虫類にあったとしたら…。私たちの姿もおそらくこの様になるとは思いませんか？あるいはもう既に、この生物がどこかに存在しているとしたら、とても楽しいことだとは思いませんか？」


そう言ってツブレ社長は、ふたたび笑った。その笑い声はいつにも増して低く不気味なものだった。社長の迫力に気おされる形だったが、その時答えた言葉とは…。


A.「楽しくなると思います」
B.「なに言ってんだ、おっさん」
　　→　選択　B

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何言ってんだ、コイツ？

今の時点ではツブレ社長が何を考えているのかわからないのでこういうリアクションにならざるを得ません。

まあ、アルバイト面接でする話ではないかと(笑)

というわけでBを選びます。

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みすず：「なに言ってんだ、このおっさんは…。」


わたしは思わず口を滑らせていた。

だいたい、人類がどーの、自然がどーのとかわけわからん。わたしたちはゲームの話をしているんだけどねえ。このおじさん、やっぱりどこかおかしいんじゃないかしら。ちょっとついていけない。

わたしはうんざりした気持ちで社長の話を聞き流していた。

と、その時、いきなり電話が鳴った。

ツブレ社長は話の腰を折られて不機嫌そうだったけど、この電話はわたしにとっては救いの手以外の何物でもなかった。

結局、まるまる1時間もの間、社長はひとりで喋っていたことになる。わたしは社長が電話で見ていないことをいいことにソファでのべーっとくつろいだ。

しかし、なんだってまた、あんなトカゲ人間にこだわるのだろう？その心境がわからん。

私はテーブルに置かれたトカゲ人間の模型をもう一度ながめた。


………。


……。


たしかに見れば見るほど良くできている。小さなウロコの一枚一枚までが丁寧につくられていて、まさに本物そっくり。ていうか、本物なんて見たことないけど、たぶんいるとしたらこんな感じだと思う。

特に目もとの辺りなんてまるで生きているみたい…。

えっ…生きてる…！？





う、動いた！？

一瞬の目の錯覚だろうか、トカゲ人間の目が開いたかと思うと、ギョロリとわたしの方をにらんだ。驚いた私はもう一度トカゲ人間を見つめたけど、それっきり動くようなことはなかった。


社長：「いやぁ、待たせたね。しかももうこんな時間だ。次の予定が入りましたね。もう時間がないんですよ。」


時計を覗き込みながら、ツブレ社長が電話から戻った。


社長：「きみと同じ学校の子でな、名前をたしか…そうそう、福永くんっていってたかな？」




ふ、福永ですって？それって省吾のことじゃない！


社長：「そうそう、福永省吾くんだ。きみと同じ高校だそうだが、もしかして知り合いかね？」


と、社長はわたしの履歴書にも目を通す。


みすず：「知り合いもなにも同じクラスですよ。」

社長：「ほう、そうですか。それは奇遇ですね…ひょっとして、コレですか？」

みすず：「そんな関係じゃなりません。ただの幼馴染です！すいません、失礼します！」


私は挨拶もそこそこに、荷物をまとめると逃げるように面接室を出る。

…でもわたし、何をそんなに取り乱しているのかしら？

省吾は省吾。ただの幼馴染じゃない。

わたしはなかば怒りながら、でも少しドキドキしながらビルを後にした。


………。


……。


それから2日後。

ふたたびツブレソフトから連絡が入った。

私はアルバイトとして採用されることが決定した。

でもねぇ…。

なんかひっかかるのよね。

まぁ、いっか。せっかく受かったんだもんね。

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え？合格？これで合格？

ちなみにこの場面ではどんな選択肢を選んでもバイトは合格します。

まぁ、合格しないとストーリー進まないから別にいいんだけどさ…。

それにしても合格の決め手はなんだったんだろうか。



やっぱり「かわいいは正義」なのか？

…いやー…それはないかぁ…(笑)


さて、トカゲ人間の話ですが、現時点では全く意味が分かりません。この後出てくる話に関係があると事を祈りましょう。

みすず編はまだまだ続きます。



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

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