新しいゲームを購入しました。しかも2本も。

Wiiのゲームで面白そうなのを見つけたのでつい…ね…。しかも2本も。

世の中には最新ハードであるWiiUが出ていますが私には関係ありません(笑)

ちょっとまだソフトが少なすぎんよー。

今回買ったゲームは少なくともどちらかは記事にするかと思いますのでお楽しみに。


「厄痛　～呪いのゲーム～」のゲームの続きをプレイしていきます。



みすず編の続きをプレイしていきます。



ゲーム会社であるツブレソフトとの面接が決まったみすずは、面接会場であるツブレビルへとやってきました。

場面はみすずがツブレビルへ入る前から始まります。

それではシナリオを追っていくとしましょう。

[6回]

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■　みすず編　第2話　「ツブレビル」

面接の時間には間に合ったみたい。

ドタバタしてた昨日の今日での面接だからなぁ。わたしはつい不安になってしまう。その時思ったことは…。


A.気が進まないなぁ
B.まぁ、気楽にいこうかな
　　→　選択　A


…気は進まないけど、もうここまで来たら後には引けないわよね。私は覚悟を決めるとビルの中へと進んでいった。

自動ドアが開くとそこは殺風景なロビーだった。

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このゲームではごく稀に進行方向を選択する場面に出くわします。



その場合、画像のように矢印が表示され十字キーで進む方向を選ぶことができます。但し一発で選択されてしまうため注意が必要です。

地味に気の利いていない仕様だったりします(笑)

今回は正面を選択してシナリオを進めます。

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私はロビーを直進して受付にやってきた。でもそこには誰もいない。

コンクリートの壁がむき出しで何の彩りもされていない灰色の空間。何もかもが無機質で統一されている。唯一自然の色彩を見せる観葉植物でさえ陽焼けをして黄色く枯れていた。美意識というものがないのかと思わずにはいられない。外見が結構古めのビルだったので予想はしていたが、中はさらに古い。せめて壁紙だけでも張り替えればずいぶん良くなるのに。



わたしはウンザリとした気持ちで、もう1度あたりを見回した。受付の窓口はあるけれどもそこには誰もいない。せっかく来たのにこれではどうしようもない。


みすず：「ごめんください、どなたかいらっしゃいませんか？」


しかし声はコンクリート壁にむなしく反響するばかりで、何度呼んでも人は現れなかった。


みすず：「なによ。人を呼んでおいてほったらかしにする気からしら。昨日の電話もそうだったけどまったくこの会社は何を考えているのやら…。」


わたしはさっきまでの不安などすっかり忘れて、不満をたらたらとぶちまけていた。

…とそのとき。


？？？：「いらっしゃいませ。ようこそおいで下さいました。」

みすず：「？…誰？」


私は思わず硬直してしまった。ロビーには誰もいないはずなのに声が響いて来る。辺りを見回してもやっぱり誰もいない。いったいどこから声がするのかしら…そのときわたしが思ったことは…。


A.このロビーのどこかに人が…
B.スピーカーでもあるのかな？
　　→　選択　A


わたしはもう一度、一階のロビーを見回した。薄暗い電灯、枯れた植木、人のいない受付、おかしい、何度見てもやっぱり誰もいない。確かに声だけはするんだけど…。わたしがロビーをうろうろしていると、不意に背後で人の気配がした。




……！！？

振り返るといつの間にか、女の人が受付机のかたわらに立っていた。さっきあれほど捜してもいなかったのに…。


受付：「牧原みすず様ですね。お待ちしておりました。」

みすず：「………。」

受付：「あの、私の顔になにか…？」

みすず：「い、いえ、ごめんなさい。申し遅れました、わたくし牧原みすずです。今日はアルバイトのことで…。」


あまりにも唐突に現れたので私は受付の人の顔をまじまじと見つめてしまった。我に返った私はあわててその場をとりつくろう。あまりにもまじまじと見てしまったせいか露骨に嫌な顔をされてしまった。

でもこの人、さっきまでたしかにいなかったはずなのにどうして？足音すらしなかった…まるで幽霊のようにスウッっと現れた気が…。




まさか…幽霊…？

わたしは思わず目をこすった。一瞬女の人の姿が消えたように見えた。


受付：「あの、どうかされましたか？さきほどから顔色がよくないようですけれど。」

みすず：「な、なんでもありません。アハ、アハハハ…。」

受付：「そうですか。では4階へお越しください。社長のツブレがお待ちいたしております。こちらのエレベーターにご利用下さい。」

みすず：「はい。」


私は導かれるようにエレベーターへと向かった。

もしかしてわたし疲れてる？

さっきの錯覚といいとぼけた挨拶といいなにからなにまで調子が悪い。

私はエレベーターに乗ると4階のボタンに手を伸ばした。でもよく見るとこのエレベーターも何かヘン。ビルの外観は確か7階くらいあったはずなのに、なぜか押せるボタンは4階まで。5階から上へはいけないようになっていた。

わたしは気になって仕方なかった。そこで…。


A.さっきの女性に尋ねた
B.気にせず4階に行った
　　→　選択　A


私はエレベーターのドアから半身になって、ロビーを振り返った。

こういったちょっとした疑問にもつい首を突っ込んでしまうのが私の悪い癖。さっそく好奇心が頭をもたげてつい身体が先に動いてしまう。


みすず：「あの、すいませーん。ちょっとお尋ねしたいことがあるんですけど…。」


と言ったところで私は言葉を飲み込んだ。




………！！？

い…いない……！？

先程までいたはずの受付の女性は今度は音もなく忽然と姿を消していた。もはや私は驚かなかった。というよりも驚くことに疲れてしまったと言った方が適切かもしれない。私は混乱した頭を整理することを放棄して遭遇したあるがままの現実を受け止めることにした。

あの女の人は私の裏をかくのがうまかっただけ。ただそれだけ。錯覚とか幽霊とかは空想の領域として心にしまっておく。もう考えない。疲れちゃって仕方ないからよ、ホント。

私は盛大にため息をつきながら、エレベーターの壁にもたれかかった。しばらくすると、エレベーターは4階に到着する。

ここもやっぱりロビー同様、コンクリートがむき出してあまり気持ちのいいものではない。

少し進むと光の漏れたドアが見えてきた。面接の場所はどうやらここらしい。部屋をよく見ると「社長室」と書かれた看板がつけてある。



ノックをすると、しばらく間をおいてドアが静かにひらく。中から男の人の声が響いてきた。


？？？：「いらっしゃい。お待ちしておりましたよ。時間通りですね。感心感心…ウフフフ。」


この野太い声と、奇妙な笑い声に、わたしは聞き覚えがあった。昨日の気色悪い電話の相手を間違えるはずもなかった。つまり、あの人がこの人で…。




社長！！





みすず：「ず、頭痛がしてきた…。」


わたしはなにか、後戻りのできない一本道に迷い込んでしまったのではなかろうか…。

ゲーム会社でアルバイトをするのはよく考えてからの方がいいかもしれない…。

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ここの受付とのやりとりが一番ホラーだったりします。

結局この受付さんの正体はわからずじまい…。本当に何だったんだろう。


それにしてもみすずのやる気の無さは異常。

でも私にも経験あるな。バイト面接決まった時はテンション高かったんですけど、面接当日にもの凄いダルくなった事。

まぁ結局面接にはいったんですけど「熱意がない」という事で面接は不合格でした(笑)


さて、次回は面接です。どんなやりとりがされるのでしょうか。



【今日も迷宮を往く　厄痛　～呪いのゲーム～】

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