今日も迷宮を往く迷宮クロスブラッド　プレイ日記39　「失踪事件再リサーチ　その6」

今日も迷宮を往く

ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。

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2024/11/22 (Fri)

迷宮クロスブラッド　プレイ日記39　「失踪事件再リサーチ　その6」

今日は前置きにあまり書くこともないので、さっさとブログを書いていきます。

迷宮クロスブラッドのプレイを続けます。

■　地下鉄エクス線　編

ポリー隊は地下鉄エクス線に集合した。

エスバイスが警報を発した。
CAUTION！高脅威異形の反応あり！

規子：「やはり何者かの反応あり。気をつけて探索を進めてください。以上、更新を終わります」

ポリー：「さて鬼が出るか蛇が出るか」

隊員が全員慎重に地下鉄車両を進んでいく。

地下鉄車両の中央部には黒騎士が待ち構えていた。

[3回]

マイラ：「ポ…ポリー…ヤバイよ☆待ち構えられてたよ☆」

黒騎士：「待ッテイタゾ…我が超越ヲ阻マン者…報イヲ受ケヨ…」

ポリー：「よけろッ！」

黒騎士の手から目に見えない力が放たれた。ポリーは黒騎士の手の動きを見逃さずとっさに横に飛び直撃は避けたが、他の隊員は一気に後ろに吹き飛ばされた。そして自身の異変、ポリーは自分のコードライズが解けていることに気がついた。そしてマイラをはじめ吹き飛ばされた隊員も全員コードライズが解けている。

ポリー：「いきなり攻撃とはビビってる証拠だな木偶の坊」

黒騎士：「…此ノ地獄デ…貴様ラハ無力ダ…世ヲ呪イ死ヌガイイ…」

ポリー：「今日は随分とお喋りじゃねーか。まぁ、声掛けてから攻撃するあたりは貴様は二流だ」

ポリーは挑発を続けるも、黒騎士は闇の中に姿を消した。

ポリー：「逃げるんじゃねぇ！フルアーマーのチキン野郎が！戦えオラッ！」

ポリーは黒騎士の後を追おうとしたが、その目の前には異形の群れが現れた。

ポリー：「マイラ！俺は奴を追う！こいつらは任せ…」

ポリーはマイラ達の方を振り返ると、まだマイラ達は立ち上がっていなかった。いや立ち上がれなかったのだ。コードライズは解けているものの外傷はない。しかし、心なしが全員顔色が悪く、全員が尋常じゃないくらい汗ばんでいる。それは黒騎士の攻撃によるものか、それとも恐怖からかはわからないが身体に異常を来たしている事は明らかだった。

マイラ：「ポリー…ごめん…だめ…なんだ…☆力が…入らなくて…立てないよ…。」

マイラから発せられる声もいつもの元気な声ではない。まるで力を奪われたかのように、今は弱弱しい声を発している。他の隊員も例外ではなかった。ポリーは自分は直撃は避けたからコードライズは解けたが、力までは奪われなかったのだろうと予測した。前からは異形の群れが容赦なく迫っている。

ポリーの決断は早かった。

ポリー：「いいか！？おまえらはすぐに這ってでも地下鉄を脱出しろ！俺はその間前のゴミ共を蹴散らし、木偶の坊の後を追う！」

ポリーは地下鉄内に転がっていた廃材を手にして、異形の群れに突っ込んでいった。

ポリー：「邪魔くせぇ！」

一方、マイラ達は立ち上がれず這いながら出口を目指した。そこで規子から通信が入った。

規子：「こ、こちら規子、ポリー隊の反応が消失！い、一体、そちらで何が！？」

マイラ：「例の…黒騎士…私たちはなんかくらって…コードライズが解けちゃって…なんか体に力も入らなくて…」

規子：「コードライズが解除された…！？そんな…それじゃあまるで…」

海斗：「こちら海斗。落ち着いて聞いてください！皆さんは黒騎士の持つ力、生命力を吸収する攻撃を受けたようです。コードライズが物理実体の盾になって、急老症は回避できましたが…」

マイラ：「へへへ…不幸中の幸いってね☆」

海斗：「今の皆さんは生身の人間とほとんど変わらない状態です！しかもその脱力感から見るに燃え尽き(バーンアウト)まで併発しているので能力も低下中！このままアビスにとどまるのは自殺行為です！すぐにそこから脱出してください！」

マイラ：「今…這いながら…逃げてるよ☆もう少し…でも…ポリーが…」

海斗：「！？まさか！！ポリーさんは一緒じゃないんですか！？」

マイラ：「ポリーだけ…黒騎士からの攻撃の直撃を…避けて…生身で…あたしたちを逃がす…ために…まだ…」

海斗：「規子さん！すぐにポリーさんに通信を！退避命令を！」

規子：「ダメ！通信が繋がらない！ポリー君側の通信機の破損の可能性が高いわ！」

海斗：「どうすればっ！…そうだ！」

ポリー：「普段…いかに気に食わないコードライズに守られていた事が…よくわかるぜ畜生」

異形の群れは廃材だけで撃退したものの、ポリーの体は、異形からの容赦ない攻撃によって、切り傷、打撲、そして左腕は大きな火傷を負っていた。愛用していたサングラスはレンズが砕けてフレームはへし曲がっていた。肩で息をするほど体力も消耗し、両手の握力も低下した。誰かと通信をしようと思っても通信機は破損したようで沈黙している。

ポリー：「逃がすかよ…。」

ポリーは血で汚れた制服の上着を脱ぎ、廃材を握った右拳ごと上着でグルグル巻きにした。マイラ達は無事逃げ切っただろうか。ぼんやりと色々な事を考えながら、ゆっくりと前の車両へと歩きだした。そして、ついに前の車両に人影を確認した。

ポリー：「…居たか。問答無用で右の道具をお見舞いしてやらぁ。」

車両間のドアを一気に開け、まさに人影めがけて飛びかかろうとした時だった。

空斗：「赤毛猿！？」

ポリー：「何！？」

そこに居たのは黒騎士ではなく空斗だった。

ポリー：「黒騎士はどうした？」

空斗：「それはこっちのセリフだ。お前は追っていたんじゃなかったのか？海斗からの通信を聞いて挟み撃ちにしてやろうと思って先回りしていたんだが…。黒騎士は消えちまったって事か…。まぁいい、とにかくここを出るぞ」

ポリーは空斗と一緒に地下鉄を脱出した。待機していた応急処置班の治療を受け、そこでマイラ達の無事も知らされた。ポリーは応急処置をされている間に空斗と話をした。

ポリー：「交差点の三下は？」

空斗：「あんな雑魚、5秒もあれば方がつく」

ポリー：「そうか、そいつは良かった。こっちは見ての通り散々だったぜ」

空斗：「今、海斗から通信があった。お前らが黒騎士と遭遇した後、アビスから反応が消失したらしい。へっ、でもこれで天羽がクロなのは確実だ」

ポリー：「黒騎士＝天羽って事がわかったわけじゃねー。それにあいつのあの攻撃。直撃を避けたが余波だけでコードライズが剥がされるとはな。ありゃ結構シャレになんねーぞ。あの攻撃を何とかしねーとな」

空斗：「…確かにそうだな。安易に手は出せねぇ。あいつはあれでエネルギーを吸い尽くして来た訳か。ていうかお前、生身の状態でよく奴を追う気になったな。もう少しで赤毛のジジイが出来上がるところだったわけだ」

ポリー：「テメーと一緒だ。内なる声が俺にも聞こえてな。考える前に体が動いた」

空斗：「ふん、少しはマシになったみてーだな。安心したぜ」

ポリー：「あん？別にいーんだぜ。俺はここでやっても」

ポリーと空斗は笑った。

空斗：「あの黒騎士の攻撃のCPOコードはデスヘイルだ。それでいいな？」

ポリー：「あぁ、ピッタリだな。センスねーけど」

空斗：「うるせぇな。…しかし、天羽は意味のわからねぇ野郎だ。海に帰れるなら…か…。おい、…あれって何の事だと思う？」

ポリー：「そういえば…ガキの頃の思い出がどうこう言ってたな…」

空斗：「成程、自分の原点か。あの野郎、イヤな感じを持ってやがったな。一種の破滅願望みたいな感じか」

ポリー：「あのヘタレとは正直話が噛みあわねぇ。もう別の方法を考えよーぜ」

空斗：「そうかもな。そうそう、司令部に例の照会の結果が来てたぞ。各支部に頼んでいた調査の件だ。報告に帰るついでに聞いておけ。俺はまだやる事がある。それじゃあな」

ポリー：「あぁ、今日は助かった。またな」

空斗はどこかへ言ってしまった。すると今度はみはるがポリーのところにやってきた。

みはる：「ふぅ、大変だったわね。いつの間にか大事になっちゃって。一応、話は聞かせてもらったけど、こりゃ相手が悪いわね」

ポリー：「相手は格下ばっかり狙うチキンだ。相手が悪いんじゃねーよ。俺が弱いんだ」

みはる：「うふふ…君は今時珍しい人種よね。それにしても、天羽を探るにしても。ちょっとやり方を変えないと…。何かわかったら必ず連絡するわ。それじゃあね」

みはるも事務所に帰っていった。ポリーは左腕を中心に包帯でぐるぐる巻きのまま、学園に報告をしにいくことにした。しかし、この事件が荒れるのはこれからだったのである。

恐るべし黒騎士！

ちなみに本編ではパーテイー全員やられます。

今回ポリー一人よけたのは創作です。

黒騎士は圧倒的な力を持っているのに何故かとどめをささないまさに謎の人物ですね。

単にツメが甘い奴とかだったら笑えますが。

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2011/05/10 (Tue) 迷宮クロスブラッド Comment(0)

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