今日も迷宮を往く GHOST TRICK　60th TRICK　「死者としての10年間」

今日も迷宮を往く

ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。

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2024/11/21 (Thu)

GHOST TRICK　60th TRICK　「死者としての10年間」

ようやく撮り終えました(安堵感)。

いやー、これでやっとまとめまで持っていける！

前回と同様、エンディング後にデータを初期化してしまいましたが、当分このゲームをプレイすることはないと思うので暫く寝かせておくことにします。売っちゃうかもしれませんけどね(笑)

GHOST TRICKの記事は今回を含めあと2回でまとめようと思っています。もう少しだけお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

それでは、最終章の続きを見ていきましょう。

あ、あと今回からネタバレ注意報を出しておきますので閲覧にはご注意下さい。

覚悟が出来た方だけ【続きを読む】をクリッククリック♪

…まぁ、ここで引き返す人はあんまり居ないとは思いますが。。。

[3回]

ヨミエル：「どうだ？まだ、思い出さないのか？…"相棒"。」

シセル：「…どうやら。やっと…思い出したようだ。」

…10年前。

私は、この公園に
迷い込んだ、子ネコだった。

この世界に、ひとりぼっちで…
あまりにも、弱い存在。

…だれか、ボクを見て…

…おねがい。
ボクに、手をさしのべて…

ヨミエル：「…あのときのオレは、まさに"死んだばかり"だった。イノチも…キオクも…なにもかも、すべて失って。カラダは、もう動かない。それでも…"手"をのばした。次の瞬間…オレのタマシイは黒い子ネコに"うつっていた"。オレは…自分がダレなのかも忘れ果てたまま…しばらく。"ネコ"として…おまえと生きる事になった。」

…やがて、オトコは
自らの<<キオク>>を取り戻して…

私は、"子ネコ"に戻った。

そして、オトコは
自らの<<カラダ>>を取り戻した。

ヨミエル：「…オレは、死体安置室から、"亡骸"を取り返した。こんなオレにも、どうしても、もう一度…会いたいヒトが、いたからだ。オレは、自分の身体を操って、"彼女"の家へ急いだ。…しかし。ほんのすこしだけ、遅かった。オレと、すれちがうように…"彼女"は、この世を去っていた。『ヨミエルに会いにいきます』…そう、書き残して。」

オトコは、私を
<<シセル>>と呼ぶようになった。

それは…

彼が、そのイノチとともに失った
大切な"なにか"の名前だった。

<<フィアンセ>>

オトコは一度、
そんなコトバをクチにしたが…

私には、それがなんのことか
わかるはずもなかった。

私にとって、幸せな10年だった。

しかし。オトコにとっては
そうではなかった。

…私は、それを
見ていることしか出来なかった。

ヨミエル：「…10年前…行くあてもなく。オレは"闇"の中を歩き続けた。時の流れは、しだいにオレの<<チカラ>>を変えていった。最初は、"小さなイノチ"や"モノ"しか操れなかった。それが、いつしか"ヒト"を操れるようになったとき…オレの中の"闇"は濃くなり…しだいに、歪みはじめた。だから、オレは"光"を求めた。歪んだ…ニセモノの"光"を。」

ヨミエル：「…彼女への"復讐"が完了したとき…その"光"が見える。…そう信じようとしていた。オレは、オレ自身を葬って…あの現場から、立ち去った。」

ジョード：「…クロネコを使ったんだな。」

ヨミエル：「あのとき、シセルには…この"オレ"が、とりついていた。オレの"亡骸"が歩き出したら<<殺人事件>>にならないからな。」

ジョード：「だから、"相棒"の身体をハイシャクしたワケか…。」

ヨミエル：「…シセルは、今夜。あのカバンの中にいた。"相棒"を、この国においていく気はなかったからな。しかし…アイツの身体にとりついたとき。オレは、トンでもないことに気がついたんだ。」

ジョード：「トンでもないこと…？」

ヨミエル：「カバンの中のシセルは…"死んでいた"のさ。」

ジョード：「な…なんだと…！」

ヨミエル：「…あのとき。オレは、彼女を操りきれなかった。リンネ刑事の一度目の誤射のとき、弾丸は、"ターゲット"からはずれたように見えた。しかし…そうじゃなかった。」

ジョード：「その弾丸は…"命中"していたワケだな。…"シセル"が入っていた、あの!カバンに…。」

そう。あの瞬間…

私は、イノチを失ったのだ。

<<アシタール>>の放つ、
あの、ざわめく"オーラ"の中で。

そして…

私は<<死者のチカラ>>を
手に入れた。

さて、一気にヨミエルとシセルの関係が明らかになりました。

シセルというのはヨミエルの<<フィアンセ>>の名前だったんですね。女の名前だったのか…。彼女の死因については明らかになっていません。書置きを見る限り交通事故かなにかに巻き込まれた可能性が高そうです。

それにしても、シセルを撃ったのはリンネという事が確定しました(笑)

厳密に言うならば、リンネを操ったヨミエルなんですが。

シセル：「…今ならば。わかるように気がする。なぜ。この私だけが、キオクを取り戻せなかったのか…私は、あの"亡骸"が自分だと思い込んでいた。あのとき、"亡骸"は、それしかないように見えたからだ。…しかし。そうではなかった。その"うしろ"に…本当の<<死>>は、埋もれていたのだ。そういえば…アンタは、言っていたな。今夜…リンネを助けた"私"の存在に!気づいていた、と。それならば…なぜ。それを止めようとしなかったのだ？」

ヨミエル：「…カンタンなハナシさ。たとえ、止めたくても…オレには、できなかったんだ。」

シセル：「ど。どういうことだ…？」

ヨミエル：「覚えているか？<<チカラ>>の"個人差"のハナシを。オレは、生者から死者まで、あらゆるものを<<アヤツル>>…しかし、おまえにできて、オレには!できないコトもある。」

シセル：「…！ま。まさか…。」

ヨミエル：「"過去にモドル"…ましてや<<死>>の運命を変えるなんて…もしも。オレにそんなコトができるのならば…オレはまず、おまえのイノチを助けたさ。それに…10年前。彼女の<<死>>をほうっておくワケがないだろう。」

シセル：「し。しかし…アンタは、今。10年前の"過去"にいるが…。」

ヨミエル：「それは、おまえの<<チカラ>>さ。オレは…ただ。連れて来られただけだよ。」

シセルの死者のチカラはレア能力だったという事なんですね。

どのゲームも時空を操る能力者はレアですなぁ。

ヨミエルは本当に"アヤツル"だけなんですね。そのチカラだけに特化しているタイプというわけだ。

ジョード：「…ともあれ。これで。すべての<<始まり>>…その運命は、大きく変わった。キミの<<死>>の運命も…子ネコのシセルくんの運命も…そして、きっと。キミの愛するひとの<<死>>も。」

ヨミエル：「…ああ。そのようだな。」

シセル：「(…これが、最後の<<運命の更新>>…)」

ジョード：「ヨミエル…キミの"復讐"は…これで、失敗に終わったワケだな。」

ヨミエル：「ああ、そうだな。」

シセル：「それでは…そろそろ、戻るとしようか。たった、今。新しい"10年後"が生まれた。」

ジョード：「オレたちが、これから戻るべき"現在"…か。」

ミサイル：「ボク。はやく、リンネ様たちに会いたくてたまりませんともッ！」

シセル：「(…今までの"10年間"はこれで、すべて消失する…)」

ヨミエル：「…いや。"すべて"じゃないさ。ここにいる、オレたちのキオクだけは、消えない。オレが、やってしまったコト。その"罪"のキオクも…な。」

ジョード：「そいつが…<<死者のルール>>というワケか。」

ヨミエル：「そして、オレは…その理由は、どうあれ。」

ヨミエル：「少女をヒトジチにとって、銃を向けてしまったんだ。ゆるされない…最も重い"罪"。…そこから逃げるつもりはないさ。…なあ、シセル。」

シセル：「なんだろうか。」

ヨミエル：「こうして…今。オレたちの運命は、変わった。オレと、おまえは…この日。"出会わなかった"コトになる。だから。最後に…これだけ、言わせてくれ。…今夜。オレは、この手でキミのイノチを奪ってしまった。本当に…すまなかった。」

シセル：「それはもう、失われた"過去"のハナシだ。<<運命>>は変わった。そうだろう？…ヨミエル。」

ヨミエル：「…そうだな。キミに会えて…ホントによかったよ。シセル。」

シセル：「…私もだ。ヨミエル。」

ミサイル：「あ…あの。シセルさん。ボクたちも…ここでお別れ、なのでしょうか…？そんなの…ボク。イヤですともッ！」

シセル：「ミサイル。きっと…また、会えるだろう。…10年後。運命は、かならず、すれちがう。それまで…しばしのお別れだな。」

ミサイル：「ぼ。ボク…ゼッタイに。シセルさんのコト…忘れませんとも！」

ジョード：「それじゃあ…帰るとしようか。クロネコくん。どうやら…キミは、このオレが連れて帰ったみたいだからな。」

シセル：「ああ…そのようだな。これから、よろしくたのむ。…ジョード刑事。」

こうして私たちは、新しい
"始まり"の誕生を目撃した。

そして…今。

それぞれの
<<現在>>へと帰ってゆく。

失われた"物語"に
別れを告げて…

それぞれの運命が、
ふたたび交差する日を信じて。

これにて、全ての運命の更新は完了しました。

全ての謎が解けたので後は後日談を見るだけですね…って、そうそう。あと1つ、残っている謎がありました。

そう、彼の正体がまだ明らかになっていない…！

？？？：「…お待ち下さいッ！新しい<<現在>>に戻る前に…お礼を言いにまいりました。このワタクシの存在が"消滅する"…その前に。」

次回、いよいよ最終回となります。

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2013/01/29 (Tue) GHOST TRICK Comment(1)

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今更の事ですが

どう考えたってシセルは自殺でしょ…。
死んだ婚約者に会いにいくって言ってるのに
なんで交通事故？謎過ぎる…。

かのん 2015/03/20(Fri)07:21:17 編集

かのん　さんへ

コメントありがとうございます。

今読み返してみると、おっしゃる通り完全に自殺ですな。
当時何を思って書いたのか…。。。

---------------
SNG

【2015/03/21 21:22】

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