今日も迷宮を往く迷宮クロスブラッド　プレイ日記109　「アリス　襲来」

今日も迷宮を往く

ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。

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2024/11/21 (Thu)

迷宮クロスブラッド　プレイ日記109　「アリス　襲来」

すっかりご無沙汰でしたが、迷宮クロスブラッドもついに新章突入です。前回の幹部逮捕から半年くらい経ちましたので、これも先が長そうです(笑)

正直な話、迷宮クロスブラッドについては長引いてくれた方がありがたいので、このペースでいくとしましょう。

ゆっくりやるゲームが1つくらいあってもいいかと思います。

ダンジョンRPGはゆっくりじっくりプレイするのが個人的には好きですね。

アイオン幹部との激戦から一夜明け、ポリー隊のメンバーは海斗の指示通り司令部へと向かった。司令部の扉を開くと海斗がニコニコしながら立っていた。

海斗：「皆さん、お疲れ様です。…ええと、とある方がさっきからお待ちかねですよ」

マイラ：「とある方ぁ？」

ポリー隊一同が海斗の視線の方を向くと、長いツインテールの女がいた。

[8回]

アリス：「あなた達がポリー隊ね。聞いたわよ。がんばってるみたいじゃ…」

ポリー：「くらえ、ドロップキックゥゥウウ！！！」

ポリーはいきなりツインテールの女にドロップキックをかましたが、あっさりとよけられ床に腰を強打した。

アリス：「ちょっとちょっと！せっかくの再会だってのにいきなりドロップキックとはご挨拶ねぇ。ポリーくん」

ポリー：「うるせぇ、犯す！観念しろい！」

アリス：「なんなのよ一体」

ポリーとアリスはギャーギャーと口喧嘩を始めた。アーミィは揉めている2人を冷たい目で見ながら、海斗に言った。

アーミィ：「…局長代理…ご紹介していただけるかしら」

海斗：「ええと、…あの方はCPO北米支部の御舟アリス隊長です。通信でなら、もう何度か話した事がありますよね？」

マイラ：「来るなら来るって言っておかないとさぁ☆ああなるってわかってたじゃん☆」

空斗：「急に来やがったんだよ。赤毛猿に伝える暇なんかなかったんだ。ったく、ヒマな奴だぜ。何でわざわざ来やがったんだ」

ニイロ：「ちょっと、お二人！いい加減に落ち着いて下さいよ！話すすまないッス！」

空斗：「くぉら、落ち着け、赤毛猿！」

ニイロの仲介により、ポリーとアリスは引き離された。

アリスは少し乱れた着衣を直しながら、

アリス：「だからシズナの見舞いに来たって言ってるじゃない。それと、例の任務の引き継ぎもそろそろやっておきたかったしね」

空斗：「…エンブリオの件だな。説明は任せるぞ」

マイラ：「えんぶりお？」

アリス：「OK。さて、これからあなた達には任務について説明する訳だけど…。この戦いの敵や、その意味については、一切知る必要はないわ。……とにかく、私たちの前にはそういう敵が存在する。ただそれだけよ」

ポリー：「相変わらず気に入らねぇスタンスだな。まぁいい。知らなくていい事を知って大火傷なんてもう御免だからな」

アーミィ：「あら、小隊長。私は別よ。どうせXTHペディアとかに記録があるんでしょ？私は後でゆっくり調べさせてもらうわ]

アリス：「うふふ、ポリー隊活躍の陰に、優秀な腹心ありって事ね。言うとおりXTHペディアに記録が残っているから、あなた達の先輩が戦ってきた歴史を、学ぶことができるはずだから。では、任務について説明する。スクリーンに注目して」

アリス：「問題の敵の姿よ。どう？見たことあるでしょう？」

ポリー：「ない」

ポリーは画面も見ず即答した。

アリス：「ちょっと、ポリーくん。画面も見ず答えるんじゃないわよ」

空斗：「アリス、そいつに構っても時間の無駄だ。先に進めた方がいいぜ」

アリス：「他のメンバーは？」

マイラ：「あたしゃー無いね☆興味ない事は目に入ってこないんだよ☆」

アーミィ：「私はあるかも…」

ニイロ：「オレ見たことねーッス！」

アリス：「あら、じゃあこの街に来たのはもしかして最近なの？こんな世界中を騒がせた事件に、見覚えがないなんて……。ある夜、突然空に現れたこいつのコードネームはエンブリオ。今は高次空間上に退避してて、こちらから見ることはできない。けど、まだ私たちのすぐ近くにいる」

マイラ：「それが何か問題なの？」

アリス：「こいつの活動が活発化すると、私たちの世界にも影響が出るのよ。その一つが、セブンハンドと呼ばれる異形の出現ね。最近は出現しても単発だったから、空斗に処理を任せてたんだけど……。ここに来て、エンブリオの活動が再び激しくなって来たのよ」

ポリー：「おい、まさか俺たちにやれって言うんじゃねぇだろうな！？」

空斗：「察しがいいな。で、お前らの出番って訳だ。海斗の分析では、日輪区内のアビスに現在セブンハンドが7体出現している。そいつらを残らず叩き潰せ。これがこの任務の目標だ。ったく、これでようやくオレもやつらの排除から開放されるぜ」

アリス：「人知れず努力する。それが隊長の仕事ってものじゃない」

空斗：「チッ、よく言うぜ」

ポリー：「お前はもう少し人知れず努力しろよ。俺たちにはまだ早いって。じゃ、解散って事で」

空斗：「勝手に話を進めるな、赤毛猿！これはもう決定事項だ！」

アリス：「出現場所は、任務確認から海斗に聞いてちょうだい。大体の予測はできてるはずよ」

アーミィ：「今の話の流れからすると、佐伯隊長はエンブリオ本体を叩くのかしら？」

アリス：「できれば、エンブリオ本体も叩いておきたい所なんだけど……。あいにく、向こうに行く経路は封鎖されたままなのよ。まずはセブンハンドの打倒に注力しなさい」

アーミィ：「なるほど…お偉いさんが揃って厄介事を私たちに押し付けた…と。いつもの事で安心したわ」

アーミィはスカした笑みを空斗に向けた。

空斗：「おい！俺は俺でやることがあるんだ！誤解をしたまま理解をするなよ！」

ポリー：「今更イメージアップたぁ見苦しいんだよ。バーカ、バーカ！」

空斗：「表へ出ろ貴様！」

ポリー：「おおいいぜぇ、俺はここでも！」

二人は互いの額がくっつくぐらいに顔を近づけガンを飛ばしあっている。

海斗：「はい！その話はここまでです！せっかくアリスさんが来てくれたっていうのに殺伐とした会話はやめましょうよ」

海斗が自分の兄とポリーを引き離した。ポリーが苛立った声で話す。

ポリー：「火種を持ってきたのはそこのアマだろうが！海斗！テメーだいたい準備はできてるんだろーなぁ！？」

海斗：「じゅ…準備って何の！？」

ポリー：「そこのアマを襲う準備だよ！バカ隊長と3人で襲うって話して、役割分担も決めただろーが！」

海斗はポリーの思わぬセリフにあからさまに動揺した。まさか本気だったとは思ってなかったのだ。

海斗：「ちょっ…ぼ…僕はその話は断ったじゃないですか」

アリス：「…断った…そう、断っただけで止めなかったのね、海斗…ウフフ…」

アリスの笑う声は冷たかった。そして目が笑っていなかった。

海斗：「いや…これはその…！兄さん、なんとか言ってください！」

空斗：「げ！お前、ここで俺にふるな！俺も知らんぞ…」

ポリー：「テメー！バカ隊長！応援してるって言ってたじゃねぇかぁー！！！」

迷宮クロスブラッド　プレイ日記88　「雨か涙か」　を参照

空斗：「うっ…！」

アリス：「うっふふふふ…やっぱり日本に来て正解たっだみたい。退屈しない日々を過ごせそうだわぁ」

ポリー：「バカアマが。日本に来たのが運の尽きよ。テメーに安住の地なんかねーぜぇ。たっぷり後悔させてやっからよぉ」

アリス：「それは楽しみ。そうそう、こっちに来るついでにいくつかアイテムを持ってきたの。ラボで配備できるようにしてあるから、出発前に確認して。それじゃ、行ってきなさい」

覚えてやがれと吐き捨て、ポリーはマイラとニイロを連れて司令部を出て行った。空斗も逃げるように司令部を後にした。

アーミィだけが司令部に残り、XTHペディアのある端末へと向かっていった。アリスはアーミィを見て声をかける。

アリス：「アーミィだったかしら？」

アーミィ：「はじめまして北米支部隊長」

アーミィはアリスの顔を見ずに返事をした。アーミィが集中しているときは、誰の顔も見ず、目の前の事しか見えていないといういつもの癖のようなものだった。

アリス：「そんな堅苦しい呼び方はよして。アリスでいいわよ、アリスで。ところで、ポリーくんはいっつもああなの？」

アーミィ：「いつもああですよ、アリス隊長。厄介な事にいつだって本気です。襲われないようご注意下さい」

アリス：「うふふ…ご忠告アリガト。じゃあ、彼に伝言をお願いできるかしら？」

アーミィ：「気が向いたら」

アリス：「あなたが私を見ているように、私もあなたを見ていると。うふふ…相思相愛ってやつね。それじゃ」

アリスはそう言い残すと鼻歌を歌いながらスタスタと司令部を歩いて出て行ってしまった。

アーミィ：「…小隊長は人気者ね」

アーミィはそうつぶやくと、XTHペディアの端末の操作を続けた。

というわけでセブンハンド処理を受理しました。

アリスもついに登場です。

さて長くなるぞ(笑)

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2012/03/25 (Sun) 迷宮クロスブラッド Comment(0)

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