今日も迷宮を往く迷宮クロスブラッド　プレイ日記87　「決別」

今日も迷宮を往く

ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。

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2024/11/23 (Sat)

迷宮クロスブラッド　プレイ日記87　「決別」

私が使っている『忍者ブログ』ですが、トラックバック機能を廃止にするそうです。

■廃止理由
・トラックバック機能利用者の減少
・トラックバックスパムによるユーザー様の対応負荷を無くすため
・トラックバックスパムによるサーバー、インフラ負荷を低減し稼働を安定化するため

私は使っていないから別にいいのですが、トラックバックが使えないブログにするっていうのはなかなかの決断だと思いますよ。

さて迷宮クロスブラッドですが、話は大詰めなのかな？思ったより早く、ゲームとしてクライマックスを迎えそうな感じです。私としてはもう少しこのゲームを楽しみたいのですが…。

海斗：「こちら司令部。依然として侵入者の反応あり。おそらく、捜索対象の水無瀬シズナと思われます」

空斗：「おい、赤毛猿！とにかく時間を稼げ！俺がそっちに行くまで奴に手を出すんじゃねぇぞ！」

[13回]

ポリー：「あー、了解、了解。でも、どうしようもない危機に陥った時はこっちで最良の判断をさせてもらうぜ」

空斗：「フン、現場の判断を信じろってか？…いいだろう。分かった。どうしようもなくなったら任せるぞ」

海斗：「いま、こっちでは彼女のデータを再度洗い直しています。千代田大本営に対する強制アクセスも、実行しました…。新たな情報があればすぐにアップデートします。では、お気をつけて」

というわけで、最初のダンジョンである日輪旧校舎に再進入します。

さてさて、水無瀬シズナはどこへ行った…？

階層が上がるたびに、海斗が新しい情報を入れてくれます。

海斗：「千代田大本営にあったデータの再解析が80%完了。今、そちらに転送します」

実験学級Ｘ－Ｘ：１９６Ｘ年に潜伏性変異体発生。
分離困難、極めて高脅威度のため全処理と判定。
１９６Ｘ年７月ＸＸ日、処理のため臨海学校を開校。
同日夜、施設ごと全員の焼却処理を実施。
処理確認２７名、行方不明２名。
行方不明者は米国の秘密工作員の誘導により、
国外に脱出したと推測される。

マイラ：「行方不明者の数が増えているよ☆」

海斗：「そうです。しかし、僕らがみたデータでは、この数字は消されていた…。なぜ数字を消したのか…。それが、この大本営の情報に彼女が真っ先に気付いた理由ですよ」

アーミィ：「水無瀬副隊長は最初から知っていた…そう考えられるわね」

海斗：「この校舎の正体、臨海学校の意味も、何もかも最初から…。引き続き、解析を続けます。それでは…」

うーん、という事はエクスは最初からシズナとは目的が違っていたわけですね。

…ポリー隊はいいように利用されていたという訳で…。

海斗：「水無瀬シズナの情報についてアップデートがあります。以前、北米支部に照会した旧ＷＩＺ機関の行方不明者リスト…あちらも改ざんされていたようです」

ポリー：「だろうな。でなきゃ辻褄があわね。」

海斗：「本来そこには、Ｋ・ミナセという人物がリストアップされていた事を確認。さらに、千代田大本営の記録について、新たに解析した部分を送信します」

吸血性Ｂコード：潜伏性変異ブラッドコード。
精神的同様によって発現し、異形化症を呈す。
人間の生命力を吸収し、自己を活性化。
実験コード名ジル・ド・レイ、
および異形体エルジェーベト。

アーミィ：「エルジェーベト…。ハンガリー王国の貴族で、史上名高い連続殺人者とされ、吸血鬼伝説のモデルともなった、『血の伯爵夫人』という異名を持つ有名人ね。ジル・ド・レイは男性、つまりエルジェーベトは…」

海斗：「そう、実験されていたブラッドは、1種類ではなかったんですよ。通常ブラッドコードは、常に男女2タイプで構成される…。僕とした事が、こんな初歩的な事実を見落としていたなんて…」

マイラ：「そんなことって…☆」

海斗：「僕らの敵は、すでに最悪の形態へと姿を変えている可能性があります。こちらは天羽ヴェルンの遺留品の解析を急ぎます。焼けただれていますが、現化物理の力をもってすれば何とか…。それでは…」

海斗からの通信を終えると、マイラは自分の足元に落ちていた写真に気が付き、それを拾い上げた。

マイラ：「なんだこれ？写真…☆」

アーミィ：「古い写真ね。写っているのは小学生みたいだけど…。これって、まさか…」

海斗：「こちら司令部。天羽の遺留品の解析が完了。天羽が持っていた、あの写真のデータも復元できました。ですが…もうデータを転送する必要は、ないみたいですね。皆さんが、いま見ている写真…。それは、僕らが復元した写真と、まったく同じもののようです」

ポリー：「ふふふ…まるで俺達を誘うようにここに落ちていた…」

海斗：「わ、分かりますか？そこに映っているのが誰か？」

ポリー：「ああ」

海斗：「ええ…。子供の頃のシズナさんと、天羽…いえ、正しくは水無瀬カズマです。天羽ヴェルンという名のスペリングは、ＡＭＯ　ＶＥＲＮ。並びかえればＯＶＥＲ　ＭＡＮ。『超人』のアナグラムとなる偽名でした。大本営の機密データの中に、旧校舎の実験体名簿を見つけました。僕らの知っているシズナさんと、あの天羽ヴェルンは…実の姉弟だったんです。2人は共にこの日輪旧校舎でブラッドコードの実験体にされ…その写真の撮影された日の夜、本当は死ぬべき運命だった。『不慮の事故』で全焼してしまった、臨海学校の宿舎と共に…」

ポリー：「だが、そうはならなかったと…」

海斗：「はい。今こうして2人は再び姿を…」

海斗の声が一瞬止まった。

マイラ：「か、海斗くん…無理しないで☆」

海斗：「大丈夫です。シズナさんが何を研究していたのか、やっと分かりましたよ。彼女はきっと、変異していく弟を救おうとしていたのでしょう。…けど、何もかも遅すぎます。僕らのあやまちは、僕ら自身の手で刈り取らねばなりません」

ポリー：「知るか、バカ。テメーラのあやまちなんて俺には関係ねぇな」

海斗：「ごめんなさい。自分でもずるい言い方だとは思います。ですが、ポリーさん。そして皆さんを信じています」

日輪旧校舎の3階教室に天井へむかう梯子がかかっているのが見えた。

ポリー：「どうぞ登って下さいと言ってやがるな。行くぞ」

半壊した校舎の壁を通じて、冷たい月の光が射し込んでいた。風のゆらす木々のざわめきに混じって、遠くの街の音がかすかに聞こえる…。

雨が降り出した。雷鳴も遠くから聞こえてくる。そして足音…それは水無瀬シズナのものだった。

シズナ：「…………………………」

ポリー：「驚かねーんだな、俺達が来た事を。殺しそこなったのは想定内って事か？オラ、なんとか言えよ」

シズナ：「…どうして…あの子を……助けて…くれなかったの？」

ポリー：「死に際には喜んでたんだぜ、お前の弟はよ。それを救済だと思わないってんなら仕方ねえよなぁ。こっちも殺されかけたんだ。お前の気持ちだけを汲んで救済なんてそんな義理はねぇ」

シズナ：「あ、あの子は海を怖がって…。いつまでも水着を着なかったの…」

ポリー：「話聞いてんのかメンヘラ女？誰がクソの役にも立たないどーでもいい昔話しろっつった？アスペかオメー？」

アーミィ：「小隊長！気持ちはわかるけど挑発は逆効果じゃ…！」

シズナ：「わ、私、何度も言ったのよ？大丈夫…一緒なら大丈夫だって…け、けど、怖いからってあの子…ずっと…ずっと砂の上で……ッ！」

シズナの眼の色が緋色に変化した。

マイラ：「シ…シズナちゃん…☆」

アーミィ：「す、すごい…全身から出て来る殺気が突風のように…！」

マイラとアーミィは小刻みに震えていた。

ポリー：「いいツラになったじゃねーか。今年のミス日輪学園は決まりだな」

シズナ：「…そんな…そんなカズマが……なんで、死ななくちゃいけないのよッ！答えてよッ…！誰かッ！」

ポリー：「テメーこそ答えろ！さんざん人を利用しておいてこのザマはなんだ！無関係な人物をたくさん巻きこんでおいて失敗した上に、人に八つ当たりしてんじゃねーぞ！失望させんじゃねえ！」

シズナ：「答えてよッ！ポリーッ！」

ポリー：「答えたらぁ！」

ポリーはシズナの懐に飛び込んで、シズナの左頬に思いっきり拳を振った。シズナは口から出血して吹っ飛んで倒れた。しかしすぐにフラフラと立ち上がった。

マイラ：「ちょっ…ポ…ポリー！」

アーミィ：「殴った…思いっきり…女性は殴らないはずの…小隊長が…」

マイラとアーミィは震えながらもポリーの行動に驚いていた。

ポリー：「女性ぃ？関係ねぇなぁ。こいつは良心につけこんで、人を騙して、さんざん利用して、使えないと思ったらあっさりと人殺しにかかる化け物よ。弟よりよっぽど吸血鬼じゃねーか。数十年前の被害者だがなんだか知らねぇが同情の余地なんてもうねぇなぁ！いつまでも人のフリしてんじゃねーぞ！マイラァ！アーミィ！テメーらもいつまでも震えてビビっているんじゃあねーぞ！俺たちは殺されかけたんだぞ！忘れたかぁ！」

マイラ：「でも…でもシズナちゃんは…☆あああ、もう何て言っていいかわからないよ！」

マイラがＸブラッドを構える。

アーミィ：「小隊長…私は…私は…覚悟を決めたから…大丈夫…大丈夫よ…」

アーミィが弓矢を構える。

シズナ：「…………………………」

ポリー：「今のパンチは決別のパンチだ。奥歯がバキ折れたみてーだが、それが決別の証だと思え。俺の知る水無瀬シズナは死んだ。オラ！さっさと変身しろ！エルジェーベトだっけか？もうそれしかねーんだろうが。それとも人間の姿のまま弟の後を追うか？」

ポリーは決別した。水無瀬シズナと。彼女との思い出を。彼女への想いを。

彼女を殴りつけ、罵詈雑言を浴びせて、無理やり決別した。

気が付けば雷光に浮かぶポリーの顔も鬼のような形相と化していた。

海斗：「エ、エネルギー集中を確認…！デスヘイルが…！」

強烈な吐息が隊員たちを襲った！
しかし、Ｘブラッドがその力を無効化した…！

海斗：「対象のブラッドコード崩壊中！み、未知のコードに変換されます…！」

ポリー：「安心しろや。せめて苦しまないようぶっ殺してやるからよ」

雨はさらに強くなった。

…さて…と…レベル上げでもしようかなwww

まぁ戦闘は戦法次第だとは思いますがね。

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2011/09/15 (Thu) 迷宮クロスブラッド Comment(0)

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