みつどもえ増量中！のDVD4巻を見ました。みそじもえに出てくる海江田先生より年上になったんだなーと思い、なんだかその辺の部分がやけにリアルに感じて面白かったです。


極限脱出　9時間9人9の部屋のゲームプレイ日記ですが、今回はエンディング警報を鳴らしておきます。

このブログは基本ネタバレしかしていませんが、一応ご注意を。

ニルス復活からの続きです。

今、淳平、セブン、ニルスの3人は長い直線廊下を走っています。ひたすら船尾を目指します。




セブン：「それにしても驚いたな。まさかそんな手があったとは…。なぁ、ニルス、そうして最初からその手を使わなかったんだ？」

[6回]

ニルス：「だから言っただろう？最後の手段だって。はじめからそんな事をしたら、真っ先に僕が疑われるじゃないか。」


今、ニルスの左手首には【バングル】がありません。掌の骨格を握りつぶして無理やりはずしてしまったのです。これはニルスが義腕だからこそできる芸当ですね。

階段を下りて行くとどうやら【ボトムデッキ】に着いたようです。突き当たりの道には1枚のドアがあります。ドアを開くと…



大きな鉄の扉のお出迎えです。【INCINERATOR】と書いてあります。いわゆる【焼却炉】の事です。ニルスは淳平に扉のレバーを下げさせます。

どうやらニルスはこの船の構造を大まかに理解しているようです。やはり9年前と何か関係があるのでしょうか。

淳平がレバーを下げると、扉がモーターの音を響かせて開きます。

見つけました。一宮と八代です。



そして2人の後ろには…。



またしても【9】の扉…。何故、ここにもこれがあるんだ…と考えている暇もなさそうです。直後、船内に大きな警報が鳴り響きます。


放送：「Emargency Alert.Emergency incineration command has been confiemed.Automatic incineration will take action in 9 minute.Please evacuate the incinerator immediately.」



一宮：「うーん…いいねぇ。盛り上がってきたじゃないか。なかなかいい演出だと思うぞ、ゼロ。頭の悪そうなおまえらのために翻訳してやろう。今のアナウンスはな…。」

ニルス：「焼却システムの開始を告げるものだ。あと9分でこのドームは火の海になる。そう言ったんだ。」

一宮：「ニルス…？あぁ、そうかそうか、生きてたんだったな、おまえ。そんなヘンテコな衣装を着てるもんだから、わからなかったよ。よくぞご無事で…。生きてて何よりだった。」


一宮は勝ち誇り不敵に笑います。


一宮：「ところでおまえら、どうやってここにきたんだ？おまえらの数字根は合わないはずだがな。もしかして、四葉のバングルを使ったのか？」

ニルス：「な…なんだと！？」

一宮：「違うのかぁ？まぁいいけど。」


淳平とセブンは青ざめます。だって四葉が死んだ事がニルスにバレたためです。今まで隠していたのが仇になってしまったようです。


一宮：「まさか、おまえ…。まだ教えてもらってないのか？ククク…四葉は死んでしまったんだよ。嘘じゃあないぞ。私が殺したんだからな。」

ニルス：「な…なんだと！！！？」


ニルスの顔は豹変し、鬼神のごとき形相になります。一宮は調子にのって四葉を殺した時の状況を楽しそうに話始めます。

どうでもいいけどそれは死亡フラグですよ、一宮さん。


ニルス：「殺してやる…。」

一宮：「殺してやるって言ったのか？どうぞ。やれるもんならやってみたまえ。ほら、どうした。すぐに妹のところに行かせてやるぜ？」

セブン：「ニルス！挑発だ！乗るな！」




しかしその声は届かず、無謀にもニルスは一宮に飛びかかります。その直後…



あっさりと返り討ちです。

八代が悲鳴を上げながらも、一宮が銃口を自分から反らしたタイミングを見逃さず淳平とセブンの方に走り寄ってきます。八代は助かりそうか？


一宮：「…その女を渡せ。」


一宮はこちらに銃を構えながら続けます。


一宮：「そいつがいないと困るんだよ。わかるだろう？だから早くしてくれ。時間がない。」


ニルスの身体はピクリとも動きません。


一宮：「仕方ないな。君らもニルスの後を追うがいいさ。幸いなことに弾はあと5発も残っているんだ。淳平くんに1発、八代に1発、そこのバカデカイ男には3発お見舞いして、私は八代の身体を引きずりながら、この部屋をあとにすることにしよう。」


焼却システムの起動まであと4分…！


一宮：「君たちと遊べて楽しかったよ。じゃあな。」


…勝利の幻影が…お前の眼下を狂わせる…。。。



ニルスの身体がふらりと起き上がります。ニルスは黙って一宮の方に一歩一歩近づいていきます。その足取りは亡霊のようで…。


ニルス：「殺してやる…殺してやるぞ…一宮…。」

一宮：「こっちへ来るんじゃあないっ！もう一度お見舞いしてもらいたいのか！？」


しかしニルスには聞こえません。じりじりと縮まるその間合いに一宮もその動揺を抑えきれない様子。ついに我慢しきれなくなった一宮は…



一気に5連射…！なんと弾を使い尽くしてしまいます。

ニルスは床の上に崩れ落ちますが、最後の力を振り絞って一宮にしがみつきます。


一宮：「化け物め！離せ！離すんだ！」


一宮はニルスのわき腹に蹴りを入れますが、それでもニルスは一宮にしがみつくのをやめません。もはや執念です。




ニルス：「ふっ…一宮…。これで…終わりだな…。ぼくとともに…地獄の業火に…焼かれるがいい。」

一宮：「そうだ！こうしよう！私の会社の傘下にある病院。そこに優秀な医者がいる。この程度の傷なら治してもらえる。君は死なない。きっと助かる。だから…」

ニルス：「哀れだな…この期に及んで命乞いかい？」


セブンと八代も黙っていられなくなったのかニルスに向かって叫びます。


セブン：「ニルス！そんな奴放っとけ！こっちへ来るんだ！」



八代：「そうよニルス！一緒に行きましょう…！みんなで脱出するの…！」

ニルス：「僕にかまう必要はない…。君たちは迷わず…脱出を…。僕はこいつを道連れにして…。」

一宮：「くそ！黙れ！」

ニルス：「四葉を…妹を守れなかった…これは…せめてもの…罪滅ぼしさ…。あの世で…あいつに…許してもらうために…。行け…行くんだ…！」


焼却システムの起動まであと1分…！


セブン：「くそ！もう駄目だ！時間が無い！行くぞ！淳平！八代！」


セブンが出口に向かって駆けて行きます。八代もその後に続きます。淳平はニルスを見たまま硬直してしまっています。


ニルス：「淳平くん…！何をやってる…！早く…行け…！」



淳平：「ニルスっ！！！」


淳平は押し寄せる感情の波に身を任せニルスの下に駆け寄ろうとしますが…



セブンによって淳平は羽交い絞めにされてしまいます。


淳平：「嫌だ！嫌だ！ニルスを助けるんだ！放せぇぇぇ！ぐおおぉぉぉぉおおお！」

セブン：「許せ！淳平！」


セブンは淳平のミゾオチを殴り気絶させ【焼却炉】から脱出します。

焼却炉の扉は閉鎖されます。そして焼却システムが稼働します。淳平はふらふらと扉の前に行き、扉についている小さな窓から中を覗き込みます。


一宮：「くそぉぉぉ！くそぉぉぉーーー！なぜだぁぁ！なんでだぁー！どうして私がこんな目にぃぃ！合わなければいけないぃぃぃぃ！答えろぉぉぉ！ゼロォォォ！どうしてぇぇぇ！」


そしてドームには容赦のない火炎放射がされます。


一宮：「ゼロォォォォォォ！！！」






淳平、セブン、八代は3人でぼーっと座り込んでいました。そしてふと淳平が動き出します。


淳平：「…紫と…サンタを…連れてくるよ…。そこで待っていればいいからさ。」


淳平はエレベーターを使い、【ボトムデッキ】から【大病室】へと向かいます。しかし、あたりを見渡しても2人の姿はありません。淳平は2人を探し船内をひたすら彷徨います。

そして礼拝堂で、中央に敷かれた深紅のカーペットの上に倒れ伏している紫を発見します。




淳平：「茜！」


淳平は紫…いや本名の茜の名を叫んで、彼女に駆け寄ります。茜は激しく消耗しているようです。




茜：「淳平…くん…。」

淳平：「一体何があったんだ。どうしてお前がこんなところに…。」

茜：「淳平くん…ごめんなさい…。私…もう…ダメかも…。」

淳平：「何を言ってるんだ！死なせないぞ！必ず助けてやる！」

茜：「ありがとう淳平くん。幸せでした。もう一度…淳平くんに…会えて…。本当にうれしかった。」

淳平：「バカ野郎！何言ってんだ！これから何度でもあってやるよ！」


淳平の眼頭が熱くなり、ついに涙をこぼしてしまいます。

と、そのとき…。




ゼロ：「ゲームオーバーだ。」


突如、頭上から声が降り注いできます。


淳平：「テ、テメェ！どこに隠れてやがる！」

ゼロ：「ここだよ。ここだ。私は常にきみのそばにいた。」

淳平：「わけわかんねえこと言ってんじゃねえよ！」

ゼロ：「とにかく…もう一度だけ言っておこう。ゲームオーバーだ。このゲームは終わったんだよ。」

淳平：「いや、まだだ！まだ終わらせない！俺は茜を連れてここから脱出するんだ！」

ゼロ：「無理だよ。不可能だ。きみは道を誤った。」

淳平：「道だと？」

ゼロ：「そう、道だ。しかし、それは決して避けては通れぬ道だった。あきらめたまえ。光あるところに影あり。影なきところに光なし。…そういうことさ。」

淳平：「お、おまえ…さっきから何を言ってるんだ！？」

ゼロ：「いずれにせよ、これで敗者は決まった。」

淳平：「俺はまだ負けてなんかいないぞ！」

ゼロ：「勘違いはやめたまえ。負けたのは君じゃない。この…私なのだ。」

淳平：「なんだと…！？」


直後、背後でドアが閉まる音がします。振り返っても誰もいません。


淳平：「茜、待っててくれ！すぐ戻る！」


淳平は彼女を残し、ドアの方へと走ります。ドアを開け辺りを見回しても誰もいません。あきらめて礼拝堂に引き返すと…。



茜が礼拝堂から消えています。


淳平：「バカな…茜！茜！どこだ！茜ーーーーっ！！！」


淳平の咆哮に答えてくれる人は誰もいません。

そのときふと、淳平の鼻に匂いが届きます。

それはかつて嗅いだ事のある禍々しい匂い。

…白い煙の…匂い…。

そして淳平の意識は深い深いぬかるみの底へと落ちて行き…。。。








えーっと長くなりましたがこれで2周目のエンディングを迎えました。消化不良な点が多いですが、考察についてはまた次回。



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