人間というものは所詮ゲスでね。
極限状態で自分の命が危ぶまれるとその本性が表に出て品位は劣化する。
最初に取り決めた約束を反故にすることなど当たり前。
それに文句でも言おうものならどんな凶暴な手段に出るかしれない。


…と藤沢組長の言葉(一部改変)がピッタリな本日の極限脱出　9時間9人9の部屋のゲームプレイ日記でございます。




一宮：「さてと…これで私の告白は終わりだ。そろそろ移動しないかね？」

[4回]

サンタ：「何を寝ぼけたこと言ってんだ！テメエなんぞ置き去りにしていくに決まってんだろうが！！」

一宮：「私を置いていく？何故？私が四葉を…あんなガキを一人殺したくらいでなにをそうムキになる必要があるのかね？ただの他人だろう。」



セブン：「くっ…この野郎！」


八代は一宮の前に立ち、思い切り平手打ちを喰らわせますが…。。。



あぁ、言わんこっちゃない。キ●ガイには近づくなと…。


一宮：「2人…いや3人殺してるんだ。別にもうなんとも思わん。」



紫：「3人？どういう事ですか？」

一宮：「この際だから教えておいてやろう。【9番の男】を間接的に殺害したのも私なんだよ。」


【9番の男】は一宮の事を知っていたらしく、最初に顔を合わせた時に一宮に接触してきます。一宮はこれを利用します。

『DEADの設定が変えられていて、ひとりでも認証できて、バングルの起爆タイマーは停止できる』というデマを【9番の男】に流し、彼を冒頭の暴挙に至らしめます。

極限脱出　9時間9人9の部屋　6ゲーム目　「無茶しやがって」 を参照

一宮が【9番の男】を殺した理由は4つあります。


１：【9のバングル】は非常に都合のいい数字。いずれ脅威になるまえに始末する。
２：一宮自身が【9のバングル】を欲していた。【ノナリーゲーム】を有利に進める事ができるから。
３：そもそも【9番の男】の存在は邪魔だった。過去を…9年前の出来事を知っているから。
４：【ノナリーゲーム】が本気なのか、単なる悪ふざけなのかを確かめるため


んー、さすが9年前の【ノナリーゲーム】の経験者。目の付けどころが鋭いというかえげつないというか…。




淳平：「3番目の動機だけ、よくわからない。一体9年前に何があったっていうんだ？」

一宮：「だから言っただろ？ノナリーゲームが行われたんだよ。私が企画して行わせたんだ。」

淳平：「何のために！？」

一宮：「さぁねぇ。そこまで教えてやる義務はない。」


一宮は舌を出してこちらを挑発してきます。

ベロベロバァァァアアア！！！マジうぜぇぇぇ！！！




八代：「ね、ねぇ、なんなのよ、この銃は…。一体いつの間に…こんなものを…。」

サンタ：「てめぇ、【6】の扉の先で見つけた銃を奪ってやがったのか…。俺たちの見ていない隙に…。」

一宮：「ご名答。うかつだったな。私を置いていくなんて言わなければよかったものを。さて時間がない。そろそろ私は失礼させてもらうよ。」

紫：「ど…どこに行くつもりですか！」

セブン：「八代と【9のバングル】を持って、礼拝堂みてえな場所にある【9の扉】に行くつもりか！」

一宮：「そうだ。おっと、動くなよ。じゃあな諸君。」


そう言って、一宮は八代をひきずって【大病室】から出て行ってしまいます。

淳平は後を追おうとしますが、背後から物音が…。そこには…。




サンタ：「おい！どうしたんだ、紫！しっかりしろ！…すげぇ熱だ…！大丈夫かよ！？」


また紫が原因不明の発熱に倒れます。原因不明…本当に…原因不明なのか…？？？

淳平は迷います。紫は先に行けといいますがだからといってすぐに行ける決断ができれば苦労はしないのです。


サンタ：「淳平！セブン！先に行け！紫が快復したらすぐに後を追う！だから！」

淳平：「…よしわかった！行こう！セブン！一宮の後を追うんだ！」

セブン：「おう、了解だ！」


淳平は未練を断ち切り、セブンと共に一宮を追いかけます。あれ？意外とあっさり。

淳平とセブンは礼拝堂に駆け込みます。2つあった【9の扉】のうち、1つのREDが使用済みとなっています。


淳平：「先に来たのはいいがどうする？そもそも俺達の数字根は9じゃないし…。」


次の瞬間！

ふと…音が聞こえてきます。何か分厚い木の板を叩くような音が…。淳平は周りを見回します。そして二人の視線は吸い寄せられるように祭壇の前へ…。その交点に横たわっていたのは…。




淳平：「棺……あけてみよう！」


しかしお約束のように力技では棺は開きません。しかも棺の横にはしっかりと【暗証番号のデバイス】が設置されています。棺を叩く音はさっきよりも激しさを増しています。そりゃそうだ。開けようとしている人がすぐ近くにいるんだからな。

セブンが【1等船室】の金庫の暗証番号を入力してみればと提案してきます。ははは…そんなうまく行くわけねーだろ。大体あれは金庫の暗証番号で、この棺とは何も関係が無い…といいつつ試す淳平。



開いちゃったよ。

そして棺のふたが重々しい音を響かせて開きます…。そしてその中からは…。




淳平：「ニルス…！！」

セブン：「お前…どうして…！！」



ニルス：「ああ、その声は…淳平くんと、セブンだね？他のみんなは？ここにはいないのかい？」


ニルス生存キターーー！

しかもなんだその格好！？

淳平達は情報交換を行います。ニルスは麻酔薬を嗅がされたそうです。四葉の事はまだニルスには伝えていません。

ところで、ゼロの正体とその意図がまったく不明ですよね。ていうかシャワー室で死んでいたあの人は誰なんでしょう。それに、9年前の【ノナリーゲーム】にニルスも参加していたかのような記述がありましたが…


ニルス：「さぁー、なんのことだい？ぼくにはよくわからないな。」


ととぼけた返事。

まぁ、ゼロの手記にはバングルナンバー2番の男とあったので、9年前の【ノナリーゲーム】に居たのはシャワー室で死んでいた男の方なのかもしれませんが。でも一宮はニルスの存在を恐れていたわけで…あぁ、もうわけがわからねぇ！！！


ニルス：「今ここにいる3人では、数字根は9にならないね。つまり、この3人では先には進めないということになるが…。」

セブン：「あっ…。そういやぁ…。実はあることを思い出してな。」

淳平：「あること…？」

セブン：「これだよ。」



淳平：「0…【ゼロ】のバングルって事か…？」

ニルス：「なんだって？セブンは今…0のバングルを持っているのか？そんなもの…一体どこで…。」

セブン：「よ…四葉から…もらったんだ。四葉はこのバングルを【1】の扉の先…船長室の中で見つけたらしいんだ。で、かさばるから持っててくれって…そう頼まれてな…。」


嘘乙。まぁ、ニルスを目の前にして本当の事は言えないですねぇ。とりあえず【0のバングル】が認証されるかどうかを試しましょう。

2+7+0=9でRED認証をテストしますが…表示されたのはエラー…。認証はされているみたいなんですがねぇ。


ニルス：「0じゃないのかもしれないよ。そのバングルに割り振られている数字は0じゃないのかもしれない。そう言ってるんだ。別の組み合わせで試してみたらどうかな？」


淳平は『5+7+?』の組み合わせを試して見る事にします。するとなんと【9の扉】が開くではありませんか。これで認証されれば謎のバングルには【6】が割り振られていることになります。

【6】といえば紫の番号ですが…彼女とはやはり何か関係があるのでしょうか。


セブン：「マズいな…タイムリミットが近いぞ…。」

ニルス：「とにかく…扉が開く事はわかったんだ。行こう！」

淳平：「行くって…。ニルス、おまえはどうするんだよ？」

ニルス：「安心しろ。いい考えがあるんだよ。最後の手段を…使うんだ。」


長くなりましたが、次が2周目エンディングになると思います。



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