今日も迷宮を往く迷宮クロスブラッド　プレイ日記63　「明かされた真実とは　その3」

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ゲームプレイ日記を書きつつ、皆様のご機嫌をうかがったり、自己満足に浸ったりするというコンセプト。更新をやめて放置プレイ中。

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2024/11/24 (Sun)

迷宮クロスブラッド　プレイ日記63　「明かされた真実とは　その3」

迷宮クロスブラッドのプレイ日記繋がりで、BlogramのWizardryカテゴリーで1位になる事ができました。これもひとえに皆様の投票のおかげだと思っております。

引き続き今日も迷宮を往くを御贔屓にしていただけますと幸いです。

…ていうかWizardryをやらなくちゃ、ちょっと申し訳ない気もしますね。考えときます。

さて、前回の続きです。どうやらCPOの前身である組織は罪深い事をしてきたそうです。

ポリー：「仮にだ、工作員の手引きで生き残った奴を天羽として話を進めてみようぜ」

規子：「そ、それだとおかしくありませんか？だってこれは今から半世紀前も昔の話なんですよ？だとしたら天羽とは年齢が」

[6回]

海斗：「ええ、僕も最初そう思いました。しかし、これを見て下さい。ここに例の変異ブラッドコード、通称吸血鬼ブラッドの秘密があります」

【吸血性Ｂコード】
潜伏性変異ブラッドコード。精神的動機によって発現し、異形化症を呈す。人間の生命力を吸収し、自己を活性化。実験コード名ジル・ド・レイ。

空斗：「ジル・ド・レイ…。吸血鬼にピッタリの開発コードだな」

マイラ：「どういう事？」

アーミィ：「知らない？ジル・ド・レイ？錬金術とか黒魔術とかのためにたくさんの少年を拉致して虐殺した某国の貴族の名前よ」

海斗：「…コメントは差し控えます。さらに問題なのは、この後です」

【吸血性Ｂコード】
発現的実験体は理性を徐々に喪失。最終的にハイパーエゴに覚醒、人格崩壊する。発現までの時間は精神傾向によって異なる。過大な精神的ショックにより一気に発現。覚醒まで至った実験体を確認。未確認の能力、異形への組織浸潤と使役化。そして加齢による老化の停止など…。

空斗：「老化の停止って…マジかよ」

海斗：「これを見て、僕も確信しました。数十年前、臨海学校の惨劇から逃れたかつての機関の実験体…。それが、僕らの敵、天羽ヴェルンの正体だと思われます」

空斗：「フッ、笑える話じゃねぇか。まさか俺達の組織が作り出したヴァンパイアが敵とはな…。なら、動機は機関に対する復讐か？」

海斗：「…そう単純とも思えません。先ほど見たとおり、この吸血性ブラッドは本人の人格を崩壊させてしまうんです」

ポリー：「俺が天羽と黒騎士が別人だと思ったのは、人間形態の時と異形形態の時じゃそもそもの人格が異なるからか。成程ねぇ」

海斗：「そうなんです。一体天羽の行動原理は何なのか推測するだけでも相当に困難なんです」

ポリー：「こないだ学校で接触したときは『助けてほしい』みたいな事言っていたぜ」

空斗：「本当かよ？あの野郎が…？俺にはそう思えないぜ」

ポリー：「おめーがどう思おうとそう言ってたのは確かだ。まぁその救済が何なのかまではわからねーけどな」

海斗：「日々、理性が失われていく事に、彼は気がついていたのかもしれない。だとすれば、それが失われる前に自らを生み出した大地に向かうことも…」

空斗：「戻ってきてどうなる。俺達CPOの強力も無しに、呪われたブラッドを分断する気かよ」

ポリー：「協力もなにも、じゃあ『俺黒騎士なんです。助けて下さい。ときどき自分わけわかんなくなって生命力吸っちゃうけどヨロシクね☆』って真っ向から言ってきておまえら助けるか？助けねーだろ」

アーミィ：「確かに真っ向からきたら意味不明極まりないわね」

空斗：「とは言ってもよ…」

ふいに司令部の扉が開く音がした。そこには水無瀬シズナの姿があった。

シズナ：「失礼します。処分保留と聞きました。本当にそれでいいんですか？」

空斗：「戦いの最中に上に介入されたくないからな。だが、当面は司令部で待機だ。分かったか？」

シズナ：「…了解しました」

シズナは司令部の奥へと歩いて行った。

規子：「シズナさん、さすがに気落ちした様子でしたね…」

空斗：「へっ、待機行動を出されたら、誰だってああな…」

規子：「いえ、そうじゃなくて。さっきの情報のせい…なんじゃないかと」

海斗：「臨海学校の事件…ですね。確かに僕にとってもショッキングな事です。名目上はCPOではないにせよ、組織に責任があるのは明確ですから」

ポリー：「別にオメーが責任とらなきゃいけないわけじゃねーだろ」

海斗：「それはそうですが…こういう過去のある組織に皆さんを巻き込んだのは僕らですから…」

ポリー：「ほぅ…一応そこは反省してくれてんのな」

規子：「でも、CPOは正しい事だってたくさんしてきました。過去の組織は違っても…私は今のCPOを信じています。皆さんもそうですよね」

規子の訴えかけるようなまなざしにポリーは目を合わせてしまった事を後悔した。

ポリー：「…マイラさん、どうぞ」

マイラ：「え？ええ？あ…うん☆そーですよぉ☆私たちめっちゃ人助けしてますもん☆」

海斗：「…マイラさん、ありがとうございます。もし、僕らを…組織を信じられないのであれば…」

アーミィ：「そこまで！それ以上は言わないで。上の人がそれ以上の事を言うのは私はあまり関心しないわ。それこそモチベーションに関わってくるもの」

ポリー：「そうそう。それにな、俺が組織なんざ最初から信用してねーのくらいわかってんだろ？やめよーぜ、そんな不毛な話はよ。とにかく今日は、CPOの過去の過ちがわかった、俺達が追っていた黒騎士、すなわち天羽の動機にアタリがつけられた、副隊長もトラバコ入りせず待機処分で済んだ、良い事だらけじゃねーか。悲観する要素なんてねーよ」

空斗：「俺も赤毛猿と同じ意見だ。ここで下向いたって何も変わらん。とにかく動け。無駄にあれこれ考えるからおかしな方向に思想が傾いちまうんだよ。とりあえず今日は解散だ。引き続き与えられた任務を続けろ。いいな」

ちょっと重たいエピソードになりましたが、全然アリだと思います。

個人的には全然嫌いじゃないですよ、こういう展開は。

さて、次のイベントが楽しみになってきました。

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2011/06/17 (Fri) 迷宮クロスブラッド Comment(0)

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