※本記事は過去に書いた記事のスペースを使って記載しています。
　記載日時等に矛盾が生じていますがあらかじめご了承下さい。

Ver7リリースを2024年3月下旬に控え、Ver6のストーリーについて語りたいと思ったのですが、公式が用意している冒険者の広場に書くとやいのやいの言われそうなのでひっそりとここに書くことにします。

ドラクエⅩのVer6をプレイした前提で書きますのでプレイしたことない人は何が何だか分からなくなると思います。



賛否でいうと否が目立ちがちなVer6のストーリー。

まず私の感想の結論から書くと「ツメが甘いな…」と…。。。

書きたいことがいくつかあるので以下トピックス毎に書いていきます。

[6回]

１．天使さんサイドの立ち回りについて

よくある批評に「天使さんサイドの人を見下すような高圧的な態度が気に入らない」というのがあります。

ですが、これについては意図的にそういう設計をしているのだから仕方ないと思います。むしろ、「天使の態度が気に入らない！」という意見が多かったのは運営の狙い通りだったのでは。

高圧的な態度をとって偉そうにしていた天使達でしたが、最終的には自分たちでは何もできず主人公や英雄達に命運を委ねて見ていることしかできなかったという部分でストーリーのバランスをとっていたのかなと感じました。

また、何故か天使さんサイドにとっての最大の見せ場をカットされたのも向かい風でしたね。

当初、

　①主人公達が敵の本拠地に乗り込む破壊工作を行う
　②本拠地を失い総攻撃をかけてきた敵を天使さんサイドのホームにて迎えうつ
　　よっしゃ、総力戦や！天使さんサイドの底力見せたるでぇ！

…というのが当初の予定だったはずのですが、何故か②が丸々カットされて、敵の本拠地に乗り込んだ主人公達が破壊工作のついでにラスボスもついでに倒してしまい問題はすべて解決してしまうという事態に…。

これについては私もプレイしていて「え？」ってなりました(笑)

これにより天使さんサイドの見せ場は完全に消失。そりゃ、天使さんサイドから見れば「おまえたち、よくやってくれたね！」なのですが、プレイヤーサイドから見れば「おまえら天使の存在価値はなんやねん！」となるのも必然かと。

こう考えると天使さんサイドは不憫ですね。プレイヤーの味方陣営のなのに、プレイヤーのヘイトを集めるだけ集めるようなキャラ付けされていながら挽回の機会に全く恵まれずストーリーが終わってしまったのですから…。

そりゃ天使さんサイドを好きになるプレイヤーは少ないよ(笑)


２．天使さんサイドの登場人物について

まずメインヒロイン枠のユーライザ。主人公をあまりよく思ってくれない天使達の中で、もの凄く主人公を応援してくれてもの凄くプッシュしてくれる良い子なのですが…。

熱狂を通り越して狂信的なアイドルのファンのように見えてしまいました。

応援してくれて嬉しいを通り越して、え？ヤダ、なんか怖いまで行ってしまう感じ。悪意がないから猶更タチが悪いみたいな。

またドラクエⅩは主人公が喋らないので、すべて他人のキャラが喋らないといけないんですね。なのでこの場合、ユーライザが「主人公さん凄いです！素敵です！最高です！さすが私の推しです！」と終始説明的に言わなくてはいけないわけです。

…その弊害が出たかわいそうなキャラだなぁと。

なんかヒロインというよりかは主従関係みたいな感じがしてしまった。


そしてユーライザの前世(？)であるレクタリスも問題あり。

この子、人との距離の詰め方バグってない？

少し前まで「ボクに構わないで、助けないでいいから」的な事を言って主人公と距離をとっていたのに、その後いろいろあってあっさり好意的に転じた挙句、「君と一緒に空飛びたいよぉ」なんて急に距離ガン詰めされて言われても…ねぇ…。

こっちからしてみりゃ「え…？いや…まだ知り合ったばかりですし…そんなつもりは…なんかごめんなさい…」という感じが否めないわけで。

わかりやすく言えば凄く重い女です(笑)

2月に実施されたクイーンコンテストでレクタリスが1位をとってましたが、私には人気の理由がよくわからなかったな。

本当はもっと時間をかけてレクタリスと主人公の関係を構築していった方がよかったと思いますが、Ver6.4という短い中で起承転結の結までもっていこうとしたら、こうせざるを得ないのかなとも思います。

あと繰り返しになりますが、これもドラクエⅩは主人公が喋らない問題の被害者かなと(笑)


天使長ミトラーも好き嫌いが分かれそう。

ただこの人は結果的に責任者として天星郷を守り抜いたのよね。

プレイヤーからしたら文句の1つや2つ言ってやりたいところなんだろうけど、結果だけ見れば「無能」とは言えない。むしろあの事態からほとんど自分の手を汚さず問題を解決させたのだから見方によっては超有能と言うこともできるわけで。


あとは…そうだなぁ…天使さんサイドのフェディーラって女も苦手でした。嫌いなんじゃないの。こういうタイプは苦手なの(笑)


３．英雄について

リナーシェとハクオウは英雄として選ばれた理由付けを弱く感じました。

これは人によってとらえ方が異なるだろうから以下はあくまでも私の感想として。


リナーシェが優秀なウェディだったのはストーリーを追っていけばわかるのですが、じゃあこれが英雄と呼ばれるほどかというのは微妙なところ。

なんでそう思うのだろうと考えたら、おそらくリナーシェが殺されるのが早すぎからだと思います。

リナーシェは伴侶になる予定だったヴィゴレーに殺されてしまうのですが、それがなんと戦略結婚による婚姻を前日に控えた夜。

いや、これやっぱ早いって。

これだとリナーシェは何かを成し遂げる前に殺されてしまったかわいそうな人という印象が強くなってしまう。

それであれば、それなりの結婚生活が続いたが、夫であるヴィゴレーよりもリナーシェの功績が凄まじく、民衆の支持がリナーシェに大きく傾いた事でヴィゴレーの嫉妬を買い、闇に落ちた夫ヴィゴレーに殺されたという方が説得力があるような気がします。

だったら、花嫁殺害(姉死亡)の混乱を乗り越えて、ヴェリナード王国建国の礎を築き、しっかりと姉の意思を次いで恵みの歌を後世に伝承させた妹のアリアの方がよっぽど英雄では…。

ただ、リナーシェは他のウェディにはなかった歌の不思議なチカラがあったからこそ英雄として召喚されたという見方もあるから、これもうわかんねぇな(笑)

…だったら、ストーリー上でもっとその歌の不思議なチカラを見せて主人公達をもっと助けてくれないと説得力がないよなぁ(半ギレ)

英雄という言葉をどうとらえるかによると思いますが、私は理由を弱く感じました。



続いてハクオウ。

…えーっと、彼はどの辺が英雄なんですかね…？

二代目時の王者として災厄の王と戦う運命にあったハクオウ。

ストーリーを進めていくと、ハクオウは仲間の犠牲を恐れるあまり、災厄の王に一人で戦いを挑んだことが原因で戦死してしまった事で、その後結局彼の故郷でもあったアマカミヌ王国を滅ぼされた事がわかります。

…これって英雄ではなく戦犯と言うのでは…？？？

ハクオウの決断によって結果的に国が滅び、更に第1次ゴフェル計画を発動せざるを得なくなったと考えると、本当の英雄は第1次ゴフェル計画をきっちりと発動させたプクラスになるのでは…。。。

それであれば、災厄の王には敗北したが、第1次ゴフェル計画を発動させるために自分の身を犠牲にして命が燃え尽きるまで時間稼ぎをしたとかだったらまだ英雄として納得できたのですが。

…まてよ、リナーシェの時と同じように、生前の功績はあまり関係がなく、類まれなる武の力があったから英雄として召喚されたというパターンもあるぞ。

…だったら、ストーリー上でもっとその武を見せてくれないと説得力がないよなぁ(半ギレ)

なんかバトル中に足を引っ張られた記憶しかないのが残念なところ。

そもそも三代目時の王者(主人公)が英雄として呼ばれているのに、この二代目をわざわざ英雄として召喚する必要はあったのだろうか…といろいろツッコミどころの多い英雄さんですね。


４．敵役について

…全体的に魅力なかったですね。

全体的にスケールの小さい小物臭が漂っていたのが非常に残念でした。似たような奴が出てきて似たような罵倒を浴びせ似たように犬死にというのをこのバージョンだけで3～4回見させられるとは思っていませんでした。

出てきた敵役が全員自己評価が高いだけの痛いやつの集まりに見えてしまった(笑)

個人的に気になったのは敵の罵倒のセンスのなさ。特にジアクト生命体のみなさん。

なんか敵役のセリフを聞いてて「コイツら、おもんないな…」と感じてしまったのは非常に残念。

まぁこいつらが主人公サイドのことを、小虫、小虫とうるせえんだ。ジアクト生命体は定期的に小虫って言わないと死んじゃう病気にでもかかってんのかと思ったわ。

他のゲームや漫画作品を見ると、やはり人気のある悪役は立ち振る舞いや飛び出すセリフにセンスを感じますよね。今回の敵役には残念過ぎるくらいそれが無かった。


あ、1か所だけ良かったと思ったセリフがあったわ。

闇落ちしたアシュレイ(だったと思う)が、自身の意見の同意を主人公に尋ねた場面でうっかり天使サイドが回答してしまった時に「天使なんかにゃ聞いてねえぞ！」っていうようなブチ切れセリフを言ったんだけど、ここは凄く良かった(笑)

あと、モータルコンバットで出てきそうなジア・ルミナのキャラデザは個人的には好き。フェイタリティくらってほしい(笑)


書きたいことはまだまだたくさんあるのですが、キリがなさそうなのでここいらでいったんやめておきます。

気が向いたら続きを書きます。



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