出落ちじゃないよ。

今回紹介するアナログゲームはこちら。







とってもファンシーな絵のパッケージが特徴的な「ポイズン」です。

[3回]

さっそく中身を確認してみましょう。

まずはこちらの大釜プレート。全部で3つあります。





このプレートはカードを出す場となります。つまり3つのどこかの釜にカードを出していくゲームというわけですね。

次にこちらの薬品カード。色は全部で紫、青、赤の3種類。





カードには1、2、4、5、7の数字が書かれており、これは薬品の量と考えるとわかりやすいかも。

そして緑色の薬品カードが毒カード。数字は4で固定です。





ところで毒＝緑というイメージはどこからできたんでしょうかね。

気がついたら緑は毒っぽいイメージがありました。





…意外とコイツのせいだったりして。

でもその他にイメージが湧かないのよねぇ。


基本的には、カードを引き取ってしまった数がそのまま失点となります。5枚の薬品カードを引き取ってしまったのなら失点は5。

しかし毒カードだけは1枚につきマイナス2点と計算します。





なのでこの場合の失点は合計9点というわけ。


ゲームとしてはいかに薬品カードを取らないかという部分が重要になるのですが、ここで特殊なルールがもう1つ。

引き取った枚数が全プレイヤーの中でトップだった色についてはなんと失点計算から除外できます。





この場合は、青のカードを一番多く引き取っていたと仮定すると、失点は残りの色のカードのみ。

なので戦略的にカードを引き取っていくというプレイも重要になってくるというわけ。

但し毒カードだけはその限りではなく、最多枚数を取ったとしてもマイナス点となります。猛毒、恐るべし。毒なんだから、当たり前だよなぁ！？


ゲームの進め方。

まずは全てのカードを良くシャッフルして各自に配ります。





手番では手札から1枚選んで、大釜プレートの上に出していきます。

この時、薬品の種類ごとに大釜をわけます。





イメージとしてはこんな感じ。

赤は赤しか出せず、紫は紫しか出せず、青は青しか出せない。

しかし、毒カードだけは例外でどの大釜にもブチこむ事ができる。

薬品を釜にぶちこんだら、釜に入っているカードの合計数をコールしてあげましょう。





この場合なら10ですね。

しかし、どの大釜も13で満タンとなります。





言い換えるなら13までならセーフ。

カードを出して合計が14以上になってしまった場合は、





プレイしたカードを釜に残して、これまで重ねてきたカードを引き取らなければいけません。

つまりこれが失点となってしまいます。

引き取ったカードは手札とは分けて伏せて置いておきます。これは最後にオープンして失点を確かめるためです。なので、自分で何色の薬品をいくつとったかという情報は覚えておく必要があります。

全員が全ての手札をプレイしたらゲーム終了。引き取ったカードを調べて失点を比較します。

当然、失点が一番少ない人が勝利となります。


手札が配られた時点でプレイの方針が決まるゲームです。

薬品カードを意図的に取りに行くのか、それとも徹底的に取らない方針でいくのか。

そして、毒カードを持っていた場合はどのプレイヤーに押し付けるのか。このゲームの場合は自分で出した毒カードを自分で引き取る可能性があるので、ここもタイミングが重要になります。

地味なゲームではあるのですが、そこに隠れた戦略性は非常に深いです。






どちらかといえば玄人好みのゲームかなぁという感想です。

もうちょっと派手さがあればもっと流行ったんじゃないかなぁ。

面白いゲームなんですけどね。





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