少し思い出してみましょう。

1度目は大苦戦。



2回攻撃しかしてこないというだけでしたが物凄く苦しみました。

2度目はそこそこ苦戦。



理不尽な混乱攻撃に翻弄され、なかなかこちらのペースにできませんでした。


そして今回、3度目の決戦が幕を開けるっ…。

「時の継承者 ファンタシースターⅢ」ノイン編、最終回となります。

[21回]

というわけでダークファルスとの3度目の決戦に挑みます。

宝箱を開けると、場面と音楽が変わり、いきなり登場してきます。





「私はダークファルス！滅びのためにもたらされたものだ！人々の怒り、苦しみ、悲しみが私の喜び！私がいるかぎり、人間どもに幸福など手に入れさせぬ！おまえたちも私の腕の中で苦しみながら死ぬがよい！」


おぉ～、なんかラスボスっぽいセリフでいいですねぇ。

実際にラスボスなんですけれども。

ただ、ちょっとゾーマと被っているような気がしますが大丈夫なのでしょうか。



ゾーマなどの魔王の言葉にインスパイアされただけかな(笑)


セリフが終わると、ダークファルスがその姿を現します。




………。




……。






デ…デカい！！！

過去2作とはまた違った雰囲気がありますね。それは、ダークファルスのキャラデザが安定していないと言えるかもしれませんが(笑)


まず、補助テクニックで準備を整えます。

これまで全くと言っていいほど使ってこなかった補助テクニックですが、ダークファルスとは長期戦になるので、個人的には使った方が有利になると思います。

まずは攻撃力を上げるローのテクニックを、ノイン、シーレンの順にかけていきます。余裕があればミューにもかけておきます。

次に守備力を上げるカオスのテクニックを、味方全体に行きわたるようにかけていきます。

素早さを上げるライジングというテクニックをあるのですが、数ターンまわしてみた結果、あまり必要なさそうだったのでかけるのをやめました。

最終戦の役割分担は、ノイン、シーレンがひたすら攻撃、ミューが攻撃と回復が半々、ライアは回復オンリー、そしてルナが攻撃とアイテムが半々といった感じです。


最初は右手と左手にしか攻撃する事ができません。本体にダメージが与えられるのは、両手を破壊してからとなります。

左手の方が回復テクニックを使ってくるので、左手から狙った方が効率がいいです。

ダークファルスの攻撃ですが、一番厄介なのはかつてない威力を誇るザンです。全員のHPを50～70もっていくので連発でくらうとかなり危険です。特にライアとルナはHPが貧弱なので、これによりあっと言う間にリーチがかかってしまいます。

また通常攻撃も強烈です。…が、別に3ケタもっていかれるわけではないし、こちらは5人いるせいか攻撃が結構散ってくれるので、ザンほど脅威ではありません。

回復はアイテムだけではまず間に合いません。スターアトマイザーが大量にあれば話は別なのですが、普通にプレイしていれば数個も手に入りません。

ですので、マスターの店で全体回復テクニックであるスターフォースの威力くらいは上げておいた方がいいかと思います。


途中、ライアが1回やられてしまいましたが、ムーンフォースが1発で決まり見事戦線復帰。

めでたく、全員生存状態でダークファルスを撃破できました。

お疲れ様でした。



さて、残るはエンディングを残すのみなのですが、その前にこのゲームのまとめを書きます。


■操作面

メガドライブは十字キーに、基本ボタン3つしかないので迷うという事はないと思います。

前回、不満点として挙げた、フィールドコマンド画面のややこしさが改善しきれていなかったのが残念でした。相変わらず面倒くさい構造になっており、ここはもっとスッキリできるんじゃないかなぁと感じました。


■成長システム

これも前作と同じような評価ですね。

レベルアップによる成長があまり感じられないです。感じられるのは序盤だけです。

特に今作では、レベルアップにより新しいテクニックを覚えるなんて事もないのでその傾向が強い気がします。レベルアップしても戦闘で出来ることが全く変わらないので、特に面白味がないまま進んでしまうんですよね。

意欲的な試みだったのかもしれませんが、あまりその特性が生かし切れてないかなと感じます。


■難易度

前作に比べれば低いです。

ただ、低くなったのは別にいいのですが、なんか面倒臭いゲームになったなぁという印象です。


要因の1つとしてダンジョンの設計があります。前作と同様、ほぼ全てのダンジョンがFF2並に入り組んでいます。また、プレイしていると、わざと遠回りを強制させるような設計がされているのがバレバレで、本当にストレスがたまります。

更に、歩行速度が前作とあまり変わっていないのに、ダンジョンはもれなく前作より広くなっているのも面倒臭さに拍車を掛けます。何もない癖に無駄に広いせいで、エンカウントのたびにイラッとしてしまうんですね。

洞窟とかならまだその構造に納得できるのですが、城内とか地下道が複雑に入り組んでいる意味がわかりません。地下道→城内→地下道→城内→地下道→やっと玉座とかいう城の構造を見ていると、「バカじゃなんじゃねぇの」とツッコミを入れたくなります。

私がその国の王様だったら、城の設計士を間違いなく斬首に命じますね(笑)


あと、どうして移動テクニックをカットしたのか不思議でしょうがないです。

ドラクエでいうところのルーラやリレミトにあたる魔法が無いため、これまたマップの広さが災いして面倒臭さが増しています。

終盤、シーレンが変形したり、ライア神殿でワープできたりしますが、それによる爽快感はあまりないです。

シーレンの変形は結局、特定ポイントでしか変形、着陸ができないので、ショートカットとして全く役に立たない場面が目立ちます。2倍速で動けたって着陸できなきゃ全く意味がねぇんだよ。

ライア神殿に至っては、どこにワープするのかが分かりにくい(世界の位置から想像はつくが)ので、間違えた時のイライラが酷いです。

世代交代とかがあるゲームなので、フラグの立て方が複雑で、それでカットしたのかなぁと想像はつくのですが、これは強引にでも実装してほしかったです。


あと、少し先述しましたが、戦闘の難易度が落ちたのはいいのですが、それにより戦闘の戦略性がなくなり単調になったせいか、これも面倒臭くなりました。楽しみは奇抜なグラフィックだけだったかな。

テクニックなんて使いません。回復テクニックをたまに使うかなといった感じ。補助テクニックなんてラスボス以外で使いませんでした。そんな事をしているヒマがあったら殴った方がマシなんだもん。

前作では、敵が強かったせいか全く気が抜けず、ビジフォンというどこでもセーブアイテムがあっても、緊張感を保って戦闘に取り組めました。コマンド式の戦闘は単調になりがちですが、今思えばそれを緩和するための工夫だったのかもしれません。

ただ、悪い部分だけではなく、戦闘のテンポの良さには光るものがあります。単調なのですが、その分すぐ終わるのは嬉しいですね。無駄に長引かせないのは非常にいいと思いました。


■その他

油絵調のキャラクターは悪くなかったと思います。ただ、個人的には前作のようなアニメ調の方がいいかなと。

個人を掘り下げるイベントはあまり多くは無かったのですが、キャラ付けがきちんとされているので、キャラが空気になるなんて事がなかったかと思います。そりゃあ、今のゲームに比べると、唐突だったり淡泊だったりするわけですが、それでも「お前なんでいるの」なんて事がないです。

それに関連して、結婚システムもきちんと生かされていると思いました。意外にキャラ推しゲーだったのかもしれないです。


シナリオですが、最後の方は不満かな。最後の方で無理矢理ファンタシースターにしましたっていう感じが…ちょっと…ねぇ…。

過去2作をプレイしてきた人にとっては、コレじゃない感が強いかな。言い換えれば黒歴史。


このゲームは、楽しめたけど色々荒くて所々残念だったという評価です。

周回プレイが前提なのに単調すぎますね。短期間で4周するのはちょっと厳しいかなと思います。


このゲーム記事の今後ですが、一応、アイン編から派生するもう1つのシーン編まではプレイする予定です。

…が、ノイン編と被っているシナリオが多いため、あまり期待しないで下さい(笑)

ここからは完全に不定期更新になると思います。




さて、ここからがエンディングとなります。

恒例のネタバレ注意報を出しておきます。それではどうぞ。

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ノイン：「こんな化物のために、優しい人達が…！」


ノインの怒りが、究極の破壊テクニック「メギド」を発動させた！





シーレン：「メギドの爆発で空中都市が崩れていきます！」

ルナ：「急いで！ここから逃げるのよ！」

ライア：「だめだわ！とても間に合わない！」





ミュー「もうこれ以上、私の愛する人達を苦しめないで！」


ミューの心からの願いが、光のテクニック「グランツ」を発動させた！





グランツの力で、ミュー達は空中都市の外にテレポートした！邪悪な者どもの空中都市は、湖の底に沈んでいった…。


ミュー：「空を見て！ノイン！」





ライア：「太陽とぶつかってしまうわ！私達は遅かったの？」

ルナ：「パイロット共！早く進路を変えろ！」





ルナ「あやうくパイロット共のおかげで、蒸し焼きに…？…」

シーレン「そのパイロットから通信が入っています。読みあげます」



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