半年前から隙間を埋めるためにやり始めたこのうろ覚えゲームボーイ記録も今回で最終回となります。

最後に取り上げるゲームはコチラ。



1996年10月に、ゲームフリークが開発、任天堂から発売されたロールプレイングゲーム「ポケットモンスター　青」です。

今や世界的なコンテンツとなっているポケモンシリーズの初代作品ですね。

現在ポケモンXをプレイ中ですが、私が初めてプレイしたポケモンは赤でも緑でもなくこの青でした。

「ポケットモンスター　青」は先行して発売されていた「赤・緑」のマイナーチェンジ版で、ポケモンの出現率が異なります。ルージュラやベロリンガが野生でつかまえられたのは、当時このバージョンだけでした。ただ、マイナーチェンジの宿命か、青だけにしか登場しないポケモンというのがいません。

当初は限定生産品として企画されており、その後コンビニエンスストアのローソン限定販売などを経て、一般発売されています。ちなみに一般発売されたのが1999年10月です。私はこの青を手にしたのは97年くらいだったので、一応限定品を手にしていたというわけです。まぁ、中古だったんですけどね(笑)

当時としては色々と斬新な企画を取り入れた本作品でしたが、やはり一番特徴的だったのは通信ケーブルを使ったバトルかと思います。

[38回]

私も当時、級友と一緒にバトルをやりまっくていました。

今のポケモンは自動的にレベル50に調整してくれたりしますが、当時にはそんなものはなく、対戦時には暗黙の了解を設けていました。

基本的には3対3のマリオスタジアムルールでやっていたかな。

なのでさいみんじゅつは禁止でした。やったりやられたりした瞬間、「はぁ？テメェふざけんなよ。空気読めや」といいながら電源ブッチは基本でした(笑)

また、エスパータイプ1強の時代だったせいか、それぞれ使うポケモンが偏りがちだったので、2戦連続同じポケモンは使えないなどのルールも作ってました。このローカルルールはおおむね好評でしたね。あえて1戦目の勝負を避け、2戦目、3戦目に勝負をかけたりするといった駆け引きが楽しかったです。


ストーリーはあんまり記憶に残ってません。

先日プレイ動画を見て「あれ？こんなんだったったけ？」「あー、そういえばこんなのあったなぁ」とようやく少し思い出したレベルです。



ジムリーダーもタケシ、カスミ以降は忘却の彼方でした。3人目のマチスの時点で「誰や、コイツ…」ってなりました。アニメの影響って凄いね！

ジムリーダーといえば、当時はタケシとカスミに苦戦したという話をよく耳にしますが、私はそんな記憶ないんですよね。まぁ、一番最初に選んだのがフシギダネ(くさ)だったし、ピカチュウ(でんき)もちゃんと捕まえてたからなんでしょうけど。



なので、クリアできなくなって投げ出したという事はなかったです。最後の方はカイリュー(ドラゴン)とフーディン(エスパー)にまかせっきりだったけど(笑)


今でこそインターネットが普及して、ネット上でポケモン交換が可能な時代です。私は初めてGPSを見たときに感動しましたよ。あぁ、こんな時代が来たんだなって。

しかし当時はそんな環境はなく、通信対戦や通信交換には色々なカベがありました。

その1つが通信ケーブルです。

当時まだゲームボーイは通信ツールとしての機能をいまいち生かしきれておらず、ようやくこのポケモンで根付いたくらいだったわけで、完全オプション販売だった通信ケーブルを持っている人はまだ少なかったわけです。

なので持っている人は英雄扱いというのはあながちウソではありませんでした。

…が、通信ケーブルにはもう1つ大きな問題があったのです。

それは、ゲームボーイと、当時上位機種として発売されたゲームボーイポケットのコネクタ形状が異なるという今の時代では考えられないような仕様があったのです。

なのでせっかく通信ケーブルを持っていても繋げれらないという悲劇が稀にありました。できるゲームは全く同じなのにコネクタが違うから通信できないという仕様は子供ながら理解できなかったです。

ちなみにこれは私の体験談でもあります(笑)


通信交換もやるハードルは高かったように思えます。

先に書いた通信ケーブルの問題と、あとはリアルで相手を見つけるという問題がありました。

私は、当時学校というコミュニティに属していた事、通信ケーブルを持っている人がいる、そしてその中でポケモンが流行っていたという、幸い幾重の幸運に恵まれていたためあまり苦労をせずにすみました。

しかしぼっちでプレイする人にとってはひたすら高いハードルだったと思います。しかも、通信交換でしか進化しないポケモンとかいますからねぇ。やり込む人にとては通信交換は避けて通れない事項だったわけです。しかも、ゲンガーやフーディンといった当時の強ポケだらけだったのもポイントです。ゴウリキー？何それおいしいの？


私も友人にお願いして通信交換をして進化させてもらいました。

それに関して今でも忘れられない些細な出来事があります。

ポケモンというのは成長すると進化します。それがこのゲームのウリです。

私は、その進化の過程というのを自分の目で見たいと思うプレイヤーでした。

その場合、注意しなければならないのは、通信して送ったポケモンは相手先で進化をしてしまうという事です。自分で進化の過程を見たいなら、相手に見せてもらうか、相手に一度キャンセルしてもらい、自身のところに戻ってくる過程で進化させる必要があるわけです。

しかし、私はその事をすっかり忘れ、私の元に戻ってくる来た頃には、既に進化が完了してしまっていたわけです。

こうなるとなんか味気ないんですよね。

「これ本当に俺の子か？」的な(笑)

友人に思わず「おまえにはロマンというものがないのか？」と軽く問いただしてしまった記憶があります。

通信ケーブルまで提供してくれた友人にこのあんまりな仕打ち。人間の所業じゃないですね。クズです、クズ。

今思い返してみると、彼には本当に悪いことをしたと思っています(笑)


ポケモンは今はXをプレイしていまして、その他にプレイしたやつはBWがあります。

今後の新作に手を出すかどうかはまだわかりませんが、私にとってお気に入りのゲームの1つであることは間違いはありません。




うろ覚えゲームボーイ記録も無事最終回を迎えました。

ファミコン記事とは違い、手元にファミカセがありきの状態ではなかったため、後半のソフト選別には本当に頭を悩ませました。

「私は当時何をプレイしていたんだろうか？」

ここから思い出すのは本当にしんどかったです。このシリーズにマイナータイトルが少なめなのもそれが影響しています。

これ以上、思い出をひり出すのは無理です(笑)

でもこの記事を通じてゲームボーイの楽しかった思い出に浸れたのはよかったです。


暫くはゲームプレイ日記だけで頑張りたいと思います。

これまでお付き合いいただきありがとうございました。



【今日も迷宮を往く　うろ覚えゲームボーイ記録　カテゴリー】

次の記事　：　
前の記事　：　うろ覚えゲームボーイ記録　29本目　「ピンボール66匹のワニ大行進」
初回記事　：　うろ覚えゲームボーイ記録　1本目　「アレサ」